//もちおのソフトテニスノート
//2020年7月31日(金) 第198号
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こんにちは。もちおです。
先日、試合をやった時にこんなことがありました。
左ストレート展開で、左ストレートに(後衛前に)ロブが上がってきた。
そのロブは少し浅かったので、後衛をやっていた僕は、前に詰めてベースラインよりも中に入って、左ストレートにトップ打ち。
その時に、相手前衛がストレートにポーチボレー。
ところが、ボールに届かずに先を通されてしまい、ボレーすることができなかった。
こんなことがあったわけですが、相手前衛がポーチボレーをしようとしたことに対して僕は結構びっくりしたので、その後「なんでポーチボレーに行ったの?」って聞きました。すると、「ストレートに来ると思ったから」という返答。
あー、なるほど。
今回は、この件(前衛の仕掛け方)について書きます。
タップできる目次
前衛の仕掛け方のフローチャート

「前衛がポーチボレーに行くべきか?守りの動きをするべきか?」についての、フローチャートを整理してみました。たぶんこんな感じだと思います。
どのコースに来る確率が高いか?

まず考えるのは、「どのコースに来る確率が高いか?」ということ。
例えば、「この場面だとクロスに来る確率が高い」などのように、来る確率が高いコースを見極めます。
来る確率が高いコースの見極め方については、過去の記事で書きました。
https://softtennis-blog.com/softtennis-predict-the-course-202005
【29ページ目:もちおのソフトテニスノート】相手に抜かれた時に考えること(前衛)
来る確率が高いコースがわからなかった場合(=相手がどこに打つか読めなかった場合)は、ディフェンスの動きをします。
その動き方については、過去の動画をぜひ。
【ソフトテニスの戦略】後衛サーブ後衛レシーブの時の前衛の動き(コースが予測できない時)【村上林ペア】
前衛アタックか?

来る確率が高いコースが前衛アタックである場合、前衛はディフェンスボレーをします。(これは当然)
来る確率が高いコースが前衛アタックではない場合(後衛方向へのシュートボールの場合)、さらに判断するべきことがあります。(※ここが今回のテーマ)
ポーチに行った時の成功確率が高いか?

ポーチに行った時の成功確率が高いかどうか?で、ポーチに行くべきか行かないべきかが変わります。
例えば、もしストレートにボールが飛んでくる確率が高いことがわかったとしても、そのボールを取ることができない(もしくは、取ったとしても良いボレーにならない)確率が高い場合は、ストレートにポーチボレーをしに行くべきではない、ということです。
逆に、ストレートにボールが飛んでくる確率が高いことがわかって、さらにストレートボレーが成功する確率が高い場合は、迷わずにストレートにポーチボレーをしに行くべきだ、ということ。
ここの線引きが、前衛としては難しいところ。
ストレートのポーチボレー、行くべきだった?
記事の冒頭の話をもう一度書きます。
左ストレート展開で、左ストレートに(後衛前に)ロブが上がってきた。
そのロブは少し浅かったので、後衛をやっていた僕は、前に詰めてベースラインよりも中に入って、左ストレートにトップ打ち。
その時に、相手前衛がストレートにポーチボレー。
ところが、ボールに届かずに先を通されてしまい、ボレーすることができなかった。
こんな状況でした。左ストレートのロブが浅くて、僕が前に詰めてベースラインよりも中に入って、トップ打ちをしたわけです。つまり、後衛の攻撃ボールです。
その状況で、果たして前衛としてはでポーチボレーをするべきだったか?という話。
僕が前衛なら、この状況でポーチボレーはしません。相手がベースラインの中から打ってくるストレートのトップ打ちに対して、ポーチボレーを成功させる自信がない(成功確率が低い)からです。
(なので、相手前衛がポーチボレーをしに来た時に、僕はびっくりしたのです。)
もちろん「この状況でポーチボレーを絶対にするな!」というわけではありませんが、
「来ると思ったから」
という理由だけでポーチボレーに行くのは、非常に危険だということが言いたいです。事実、ポーチボレーに行ってもボールに届かずに先を通されてしまい、ボレーすることができませんでした。
僕たち凡人が目指すべきなのは、「成功確率が高い場面で、無理せずそつなくボレーをする前衛」だと思います。
(成功確率がそんなに高くなさそうな場面でボレーを決めまくっていたのが、あの中本圭哉選手。彼は天才です!)
今日は以上です!ではでは。
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