//もちおのソフトテニスノート
//2021年1月26日(火) 第377号
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前回の続きです。
コーチングが成立するためには、「選手本人が達成したい目標を持っていること」が必要(目標がない場合、コーチングは困難)という話でした。
そこで今回は、目標をどうやって明確化するか?ということについて、『コーチングの基本』という書籍をもとにしてまとめたいと思います。
目標設定は難しい
目標設定は、重要であると同時に難しい。
なぜ難しいかというと、選手本人は「自分が本当に求めているもの」「達成したいと思っていること」に最初から気づいているわけではないから。
人間は、
- 上から言われた目標をそのまま受け入れて設定したり、
- とりあえず手近な目標を設定したり、
- 「できたらいいな」レベルの目標を設定したりする
という行為に慣れきっているわけです。
実際に、中学生にソフトテニスの目標を聞いてみても、「それが本当に目標なの?」って疑問に思うことが結構あります。なんか「それっぽい目標」ではあるんだけど、本当に心から達成したいと思っている目標なのかがイマイチ見えない感じ。(顧問の先生だったらわかってもらえるはず)
目標設定は難しいんです。ほとんどの人は、普段から「自分はどんな人間で、何を実現したいと思っているのか?」を考えているわけではないんです。
だからこそコーチは、選手本人が本当に達成したいと思っている目標を探し出す努力をしなければいけません。
本当の目標を探し出す方法
『コーチングの基本』によると、「目標は何?」と質問を投げかけられると、多くの場合、次の2つに分類されるような目標を話すようです。
- (1)憧れの目標(Hope toの目標)
- (2)しなければならない目標(Have toの目標)
以前、僕が中学生に目標を聞いた時に抱いた違和感はこれでした。中学生が語る目標が「(2)しなければならない目標(Have toの目標)」に思えたんです。
【319ページ目:もちおのソフトテニスノート】目標が低すぎるんよ!!
ですが、コーチが選手本人に語ってほしい本当の目標は
(3)真に達成したい目標(Want toの目標)
です。
なのでコーチは、目標設定の場面で選手本人がこの3種類の目標のうちどれを話しているのか?を考えながら話を聞かなかればいけません。
本気かどうかを確かめる質問の例
最後に、「本気かどうかを確かめる質問の例」をいくつか抜粋して紹介します。くわしくは『コーチングの基本』を買って読んでください!
・なぜその目標を達成したいと思っているのですか?
・その目標について普段どれくらいの時間を割いて考えていますか?
・その目標が達成できなかったとしたらどうしますか?
・その目標を達成したあとの次の目標として何を設定していますか?
今日はここまで。じゃ、またねー
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