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【ソフトテニス】ぎりぎりを狙うべきではない

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【ソフトテニス】ぎりぎりを狙うべきではない

本記事は、裏Step(ソフトテニス競技者育成”裏”プログラム)のメルマガの記事です。

2020年10月24日(土) 第283号

https://softtennis-blog.com/ura-step-202004

 

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ぎりぎりを狙うべきではない

//もちおのソフトテニスノート

//2020年10月24日(土) 第283号

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ネットすれすれのボールを打ったり、狙う的を置く時にベースラインの真上に置いたりする中学生を見て、思ったことについて書きます。

 

ぎりぎりを狙うべきではない

ネットすれすれのボールを打ったり、ベースラインぎりぎりを狙ったら、失点しやすくなっちゃうでしょ!

って思いました。”人間がやることにはどうしてもバラツキが出てしまう”ということを理解せずにプレーをしているんだなあ…って思ったんです。

 

 

人間は精密機械じゃない

ネットすれすれのボールを打とうとしたら、ネットすれすれのボール”付近”にボールが飛ぶことになるはずです。ベースラインぎりぎりを狙ったら、ベースラインぎりぎり”付近”にボールがバウンドすることになるはずです。

このように、どうしても100%狙い通りにボールを打つことはできず、バラツキが出てしまうわけです。人間は精密機械じゃないので。

 

確かに、ネットすれすれのボールを打てれば相手前衛は取りにくいですし、ベースラインぎりぎりのボールを打てれば相手後衛を崩せるかもしれません。

 

でもね。

 

もしネットすれすれのボールよりも下方向にボールがズレてしまったらネットで失点。もしベースラインぎりぎりよりも奥にボールがズレてしまったらアウトで失点。

実際にはアウトではなくオンラインのボールだったとしても、審判が誤審をしてアウト判定になることだって考えられます。この時に「審判め!誤審をしやがって!」って考えるのは甘々な選手です。”審判は誤審をするかもしれない”ってことまで想定して、プレーするべきなんです。

 

つまり、ぎりぎりを狙うのはいろんな意味でリスクが高いということ。

 

 

じゃあどうするのか?

 

そうです、

 

悪い時・うまくいかなかった時を想定してプレーをする

良い時・うまくいった時を想定してプレーするんじゃなくて、悪い時・うまくいかなかった時を想定してプレーするべきです。

 

ボールの高さは、ネットからラケット1本分(約69cm)くらいの高さを狙う。

そうすれば、思い通りにボールを打つことができなくて下方向にボールがズレてしまったとしてもネットになる可能性は下げることができます。

 

 

ボールの深さは、ベースラインぎりぎりじゃなくてベースラインから1m手前くらいの深さを狙う。

そうすれば、奥にズレてしまってもアウトにはならず、むしろ”ナイスボール”になります。

 

 

このように、うまく打てなかった時を想定して、うまく打てなかったとしても入るボール(ラリーの決着がつかないボール)を打つべきだし、そういうボールを打てるようにする練習をするべきなんです。

 

これが勝つための練習。今やっている練習が、単なる“良いボールを打つ練習”になってないかな?それって本当に勝ちにつながる練習なのかな?って常に考えよう。

 

 

ってことを、ネットすれすれのボールを打ったり、狙う的を置く時にベースラインの真上に置いたりする中学生を見て思ったのでした。

 

じゃ、またね。

 

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