失敗した時やうまくいかなかった時、負けてしまった時、人間は落ち込みます。
特に、部活の大切な試合や発表会(コンクール)などの目標があって、
「この目標にむけて、ここまで頑張ってきた」という思いが強ければ強いほど、そして真剣に取り組んできた過去があればあるほど、強く落ち込んでしまうと思います。
そこまで一生懸命やってきたからこそ、メンタルが崩壊して、立ち直れなくなりますよね。
- 悔しくて涙が出てきたり
- 数日間何もやる気が起きなかったり
- 「ここまでこんなに頑張ってきたのに。もうこんなつらい思いしたくない。逃げ出したい。」っていう気持ちが出てきたり
今回の記事では、そんな思いをして苦しんでいる人向けに、試合で負けて落ち込んでいる時の立ち直り方について書きます。
タップできる目次
悔しい気持ちと正面から向き合う
まずは、「悔しい」っていう気持ちと正面から向き合いましょう。
「これから何をすべきか分からない。目標が見えない。」と絶望してもいいと思います。
涙を流してもいいと思います。
不甲斐ない自分自身に腹を立ててもいいと思います。
強がらずに、隠さずに、「悔しい」気持ちと向き合いましょう。
ただし、この時に、うまくいかなかったことを「人のせい」には絶対にしてはいけません。
それは、悔しい気持ちと「正面から」向き合っているとは言えません。
うまくいかなかったことを「人のせい」にした瞬間、そこであなたの成長は止まります。
また、正面から向き合わずに、反動で
- 買い物をしまくる
- 甘いものを食べまくる
- 酒を飲みまくる
- 遊びまくる
のは、お金だけでなく時間の無駄になりますので、オススメできません。
「悔しい」っていう気持ちと正面から向き合いましょう
本当に勝ちたいのか、自問自答する
悔しい気持ちと向き合ったら、今度は「本当に勝ちたいのか」自問自答しましょう。
「もうこんなつらい思いしたくない」
っていう思いと
「やっぱり勝ちたい」
っていう気持ちの両方があると思います。
「もうこんなつらい思いしたくない」気持ちが強い場合
あきらめましょう。
「もうこんなつらい思いしたくない」という気持ちの方が強いのであれば、残酷な言い方ですが、「本当に勝ちたい」わけではないということです。
もしそうなら、潔くあきらめましょう。
中途半端で生半可な「勝ちたい」という気持ちで続けたとしても、たぶんうまくいかないです。
「もうこんなつらい思いしたくない」という気持ちの方が強ければ、もうあきらめましょう。
「やっぱり勝ちたい」気持ちが強い場合
自問自答して、「やっぱり勝ちたい」って強く思うのであれば、くよくよしていても仕方がありません。
すぐに改善に向けて、前を向いて動き出すべきです。
ただ、切り替えて練習を始める時に、「ただやみくもに練習する」と、結局うまくいかないかもしれません。
「やっぱり勝ちたい」って思っておきながら練習しないのよりもマシだと思いますが、無計画な練習は次の負けにつながります。
なので、切り替えて練習を始める時は、何がいけなかったか、何を改善すればいいかを紙に書き出すと良いです。
紙じゃなくても、スマホのメモアプリとかでOKです。
とにかく、今後どうすればいいか、今後何をするのか、を書き出して見えるようにしましょう。
そうしたら、あとは練習するだけです。
「やっぱり勝ちたい」んだったら、練習するしかないんです。
今の自分よりも、もっと成長するしかないんです。
1年前の国際大会で金メダルを獲得した黑木瑠璃華選手が負けた後にとった行動
トップレベルの選手は、「やっぱり勝ちたい」って強く思っているので、すぐに行動していました。
2019年5月に、ソフトテニス世界選手権の日本代表予選会がありました。
昨年度の国際大会で日本代表として戦って金メダルを獲得した黑木瑠璃華選手(ヨネックス所属)は、その予選会での優勝候補。
予選会で優勝すると、自動的に日本代表に選出されますので、黑木選手は何が何でも「勝ちたい」と思っていたはずです。
が、なんと初日の予選リーグで、「格下」のペアに負けてしまったのです。
ゲームカウント3-3の五分五分の試合展開の中で、思い切って行ったバックのストレートボレーを黑木選手はミスしてしまい、相手にゲームを取られてゲームカウント3-4。
最後のゲームでは、黑木選手のスマッシュが相手前衛に取られてしまい、ポイントを取りきれませんでした。
結果、ゲームカウント3-5で、黑木選手は敗れました。
相手のプレーが良かったとはいえ、相手は格下です。
結局、リーグ戦の勝率の結果で黑木選手はリーグ1位抜けはしたのですが、彼女の表情からは悔しさがあふれ出ていました。
「こんなところで負けているようでは、日本代表にはなれない」
って、思ったのだと思います。
初日の全試合が終わって、余った時間、空いているコートが練習コートとして開放されました。
日が傾き、人が少なくなった試合会場。
そこで、黑木選手はペアの徳川愛実選手(ヨネックス所属)に球出しをしてもらって、一生懸命練習していました。
練習していたのは、主にバックのストレートボレーとスマッシュ。
どちらも、試合を左右する重要な場面で決めきれなかったプレーでした。
黑木選手がなぜ、ナショナルチームに選出されて、日の丸をつけた緊張する試合で堂々と戦ってこれたのか、少し分かった気がしました。
黑木選手なら、再び日の丸をつけて、日本に金メダルをもたらしてくれるはずです。
本当に勝ちたければ、やるしかない
失敗した時やうまくいかなかった時、負けてしまった時は、悔しい気持ちと正面から向き合いましょう。
そして、本当に勝ちたいのか、自問自答しましょう。
そこで出た答えが、全てです。
人に言われて答えを出すのではなく、自分自身で答えを出しましょう。
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