「2019年に山形で行われた全日本社会人ソフトテニス選手権大会ってどんな感じだったの?」
このブログ記事は、そのような疑問を持つソフトテニス好きの方々に向けて書いています。
こんにちは。もちお(@softenisuke)です。
中高大とソフトテニスを続けて、今もソフトテニスの指導者をやっています。
2019年9月14日・15日、山形開催の全日本社会人ソフトテニス選手権大会を観に行きました。
そこで本記事では、
2019年山形開催の全日本社会人ソフトテニス選手権大会
について書きます。
タップできる目次
2019年全日本社会人ソフトテニス選手権大会(@山形)の基本情報
- 主催:日本ソフトテニス連盟
- 期日:2019年9月14日(土)~9月16日(日)
予備日9月16日(月) - 会場:山形市総合スポーツセンターテニスコート、山形県総合運動公園テニスコート、酒田市光が丘テニスコート
- ルール:7ゲームマッチ
日本学連、高体連、中体連に登録されている人は参加できない、一般の大会です。
各都道府県から選抜された(予選を勝ち抜いた)選手のみが出場できる、社会人の全国大会です。
組み合わせ
▶️http://www.jsta.or.jp/wp-content/uploads/2019/09/shakai2019_drow_b.pdf
大会進行表
▶️http://www.jsta.or.jp/wp-content/uploads/2019/09/shakai2019_schedule.pdf
2019年全日本社会人ソフトテニス選手権大会(@山形)の感想
1日目(9/14)
僕は一般男子の会場に行きました。
一般男子の試合を見て、思ったことを書きます。
まず思ったのは、ダブルフォワード(ダブル前衛)の戦術をとるペアが多いな、ということです。
前衛同士でペアを組んでいてダブルフォワードの戦術をとる、というだけではなく、今まで純粋な後衛(ベースラインストローカー)をやっていた人も、積極的に前に出てネットプレーをしているように感じました。
例えば、269古賀・井口(和歌山 和歌山県庁/宮崎 スマッシュイグチクラブ)。
サウスポーの古賀選手は、破壊力抜群のストロークをひたすら打ち込むことで有名な選手。
その古賀選手が、積極的に前に出ていました。
会場で観戦していた人も、今までとは違う古賀選手の戦術に動揺を隠せない様子でした。
結局、古賀選手のローボレー、ハイボレー、スマッシュのミスが目立ち、アキムの中島大関ペアに初戦で敗退してしまいました。
(古賀選手がベースラインにポジションを取って雁行陣の戦術で戦っている時の方が、得点率が高く感じました。ゲームの終盤、雁行陣に戻していましたが形勢逆転できず。)
次に思ったのは、過去に名を馳せた選手がたくさん出場していて、なつかしい気持ちになった、ということです。
先ほど書いた井口雄一選手。尽誠学園から日本体育大学に進学し、ナショナルチームメンバーとして日本を引っ張った大型前衛です。
鬼頭貴之選手(早稲田大学卒)も出場していました。サウスポーで、特徴的なオープンスタンスから繰り出されるボールは伸びがあって今でも素晴らしかったです。
玉置大祐選手(中京高校→中央大学)も。高校時代、安藤選手(早稲田大学→東邦ガス)と組んでインターハイで優勝した選手です。
このように、過去に名を馳せた選手がたくさん出場している大会でした。
また、初戦からものすごくレベルが高いな…と感じました。
上記のように、超有名選手が多数出場しているので、みんなめちゃくちゃ上手いです。
現在、ソフトテニス界のトップを走っているペアでも、初戦から苦戦している様子が見られました。
最後に、みんなが注目している78船水・中本(東京 ヨネックス/福井 福井県庁)について。
このペアの試合は、観戦者がものすごく多かったです。
(あと、NTT西日本の試合も観戦者が多い)
プレーは余裕がある感じでした。
で、一番思ったのはこのこと。
Twitterにつぶやいたので、Twitterを貼ります。
船水中本ペアの何がすごいって、
お互いがお互いを活かそうとしながらプレーしてるってこと。船水選手は、無理せずラリーを続けて、中本選手を活かそうとしているし、
中本選手は、コース変更のロブは通さず、船水選手を定位置で打たせようとしている。ダブルスは、自分の力を出すだけじゃない。
— もちお🌸ソフトテニス (@softenisuke) September 14, 2019
すごいです。
船水選手だったら、ロブではなくアタックを打ってポイントを取れる場面がたくさんあったとは思いますが、あくまで中本選手を活かそうとプレーしているように感じました。
2日目は相手のレベルもさらに上がってくるので、そのような相手に対して船水・中本ペアがどのような試合をするのか、注目です。
2日目(9/15)
全体を通して
僕が考える2019年全日本社会人ソフトテニス選手権大会(@山形)の注目選手
一般男子
1丸中・長江(広島 NTT西日本)
昨年の覇者。
個人的には、最近、長江選手が調子を落としているように感じています。
まだまだ第一線で活躍してほしいので、がんばってほしいです。
20桂・高月(東京 ヨネックス)
高月選手の(良い意味で)変態的なプレーに注目。
それを支える、安定感抜群の桂選手のストローク。
39坂口・安藤(愛知 東邦ガス)
全日本実業団でキレッキレのプレーを見せた二人。
安藤選手は波がある選手な気がしていますが、全日本社会人でも素晴らしいプレーができるかどうか、期待です。
40岡本・加藤(広島 広島翔洋クラブ)
先日、YouTuberデビューした加藤選手(カトゥーンTV)です。
72石黒・高橋(宮城 MoriMoriクラブ/千葉 市川クラブ)
こちらもYouTuber。
あゆタロウさんとT橋さんのペアです。
78船水・中本(東京 ヨネックス/福井 福井県庁)
今大会注目度No.1のペアです。
本大会の優勝候補筆頭。
後衛の天才と前衛の天才がとうとうペアを組んでしまった…という感じです。
福井県庁の鈴木選手が知人の結婚式、ということで、この2人がペアを組むことになったようです。
115増田・九島(和歌山 和歌山県庁/大阪 ミズノ)
SNSや他ブログでこのペアについて語られる時には「最近、結果を出せていないペア」という言葉とともに語られてしまうペア。
九島選手は要所でのミスがやや多い印象があるので、そのあたりがどうなるかかなと思います。
135鹿島・星野(宮崎 都城市役所/)
井口雄介選手の代わりに、早稲田大学卒の星野選手が参戦、とのことです。
星野選手にも熱烈なファンがついている印象。
153船水・広岡(広島 NTT西日本)
SNSを見るに、人気の高いペアです。
「船水選手は社会人になってからなかなか勝てていない」と言われることが多いので、がんばってほしいところです。
広岡選手がいかにラリーに絡めるかかなと思っています。
154林田・柴田(東京 ヨネックス)
昨年度、インドアの大会で勝ちまくったペアです。
中本・柴田世代の僕としては、中本選手だけでなく柴田選手の復活もうれしかったりします。
162品川・早川(福井 福井県庁)
福井県庁のテニスが結構好きなので、がんばってほしいです。
183安藤・田口(東京 東京ガス)
僕、安藤選手の安定感のあるストロークと、要所での思い切った攻め、カウンターが好きなのです。
というか、安藤選手のプレー全て、見ていて惚れ惚れとします。
ところどころで前に詰めてネットプレーをするところも、すごいと思います。
202村田・林(広島 NTT西日本)
「船水キラー」と言われることが多い村田選手。
NTT西日本の今後を担う選手だと思うので、期待しています。
211高橋・平井(東京 東京ガス)
試合中の声の出し方や仕草から、YouTubeのコメント欄が荒れに荒れた高橋選手(笑)
いろんな意味で、今大会でどんな爪痕を残すのか、注目です。
212緒方・泉山(熊本 KSTアカデミー/岩手 盛岡市役所クラブ)
カンボジアのまさとさんのYouTube動画の中で、品川選手(福井県庁)にいじられていた泉山選手。
その堅実なプレーに注目です。
231村上・林(広島 NTT西日本)
ライジングの神様、村上選手です。
林選手のダイナミックなプレーは、観客を湧かせてくれるはず。
269古賀・井口(和歌山 和歌山県庁/宮崎 スマッシュイグチクラブ)
井口雄一選手は昔から好きなので、注目しています。
古賀選手の破壊力抜群のストロークに、ポジション取りで相手を追い詰める井口選手のプレースタイルは、結構マッチするのではないか?と思っています。
288小栗・大友(愛知 東邦ガス)
全日本実業団で優勝した勢いそのままに、全日本社会人でも活躍するのか、注目です。
一般女子
1中川・阿部(東京 ナガセケンコー)
一度引退した阿部選手が、復帰しました。
今大会の優勝候補筆頭だと思います。
21植田・石井(京都 ワタキューセイモア)
「世界最小最強前衛」という感じの石井選手。
クレバーなプレーに注目です。
27那須・坂本(愛知 アドマテックス)
那須選手の力みのないストロークは、個人的にかなり好みです。
28徳川・黑木(東京 ヨネックス)
今大会の優勝候補。
2019年世界選手権の代表に選ばれた黑木選手に注目です。
53上野・高杉(京都 チームサニーブリーズ・B-JOKER)
昇陽高校卒業の上野選手と、東京女子体育大学卒業の高杉選手。
ペアとしての知名度は低い感じがしますが、実力者2人が組んだペアで、かなり強いです。
67志牟田・泉谷(兵庫 東芝姫路)
今大会の優勝候補。
泉谷選手は日本女子の前衛としてトップレベルの実力だと思っています。
80森合・大槻(福島 ダンロップ)
陰ながら、大槻選手のことを結構応援しています。
外から見た印象でしかありませんが、かなりの努力家な感じがします。
早稲田大学を卒業して、ダンロップに入社してからさらに火がついたような印象。
そろそろ結果が出てほしいです。
107高橋・半谷(広島 どんぐり北広島)
今大会の優勝候補。
予測不可能な変幻自在のプレーで、女子ソフトテニス界でオンリーワンの存在です。
高橋選手のつなぎのストローク、トップ打ちの思い切り、シュートを打つかと思いきやツイスト…見ていると勉強になる選手です。
半谷選手は足の回転がやばいです。
「足を動かせ」と言われてもピンと来ない人は、半谷選手のプレーを見てみるべきです。
2019年全日本社会人ソフトテニス選手権大会(@山形)の結果
一般男子
優勝
準優勝
3位
3位
5位
5位
5位
5位
一般女子
優勝
準優勝
3位
3位
5位
5位
5位
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同じバスに三回も一緒になれました。又、どこかの試合会場でお会いできる日を楽しみにしてます❗
コメントありがとうございます!
山形ではありがとうございました!
牛肉どまん中弁当もおいしかったです!