//もちおのソフトテニスノート
//2021年5月28日(金) 第499号
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全中に行くために必要なことシリーズの4回目です。今日でいったん一区切りです。
全中に行くための戦略
全中に行くための戦略として、僕はこのあたりが大事なんじゃないかな?って考えています↓
- ギャンブルをしない(不利状況で無理をしない、苦手なことを使わない)
- 有利状況を低リスクで作る(コスパを意識する)
- 相手の攻撃が成功していない時には失点しないようにする(アンフォーストエラーしない)
- 前衛がかわされた時に失点しないようにする
今日は3つ目・4つ目の話。
★相手の攻撃が成功していない時には失点しないようにする(アンフォーストエラーしない)
失点のパターンは
- 相手の攻撃が成功した時の失点
- 相手の攻撃が成功していない時の失点(アンフォーストエラー)
の2種類に大きく分けることができます。
※アンフォーストエラー=相手のショットによってミスをさせられた訳ではなく、自分に原因があるミスショットのこと
ソフトテニスの試合では「攻撃が成功していない時」の方が圧倒的に多いはずなので、「攻撃が成功していない時」の失点率が高かったら必然的に負けやすくなるはずです。
つまり、「相手の攻撃が成功していない時には失点しないようにする(アンフォーストエラーしない)」ということにフォーカスすることで(=そういう戦略を意識的にとることで)勝ちやすくなるはず。
東京女子体育大学で行われていた6本ラリーという練習は、「どんなボールが飛んできても6回以上ミスせず打ち返す」ことが求められる練習なので、かなり有効な練習だったと思います。実際、この練習のおかげでアンフォーストエラーはかなり減った実感あり。
★前衛がかわされた時に失点しないようにする
「相手の攻撃が成功していない時の失点」を抑えることで簡単には負けなくなるわけですが、とはいえ相手もディフェンス力が高いペアだった場合は、守りを固めているだけではなかなか勝てません。こちらから攻撃を仕掛けなければいけないわけです。
ただ、攻撃を仕掛けたとしても必ずしも成功するわけではないので、「攻撃が成功しなかった時」の対応策も持っておかなければいけません。
そこで「前衛がかわされた時に失点しないようにする」ということが重要になります。
(例)
- 前衛が正クロスにポーチボレーに行った時に、相手がストレートにシュートボールを打ってきた場面での返球
- 前衛が右ストレートにポーチボレーに行った時に、相手が逆クロスにロブを打ってきた場面での返球
- 前衛が正クロスにロブを追いに行った時に、相手がストレートにロブを打ってきた場面での返球
前衛が攻撃を仕掛けたけどかわされてしまった…という時にラリーを持続させる技術のことです。船水颯人選手はこの能力が抜群に高いですよね。
↑これはミドル割りへの対処だけど、イメージはこんな感じです。走りながら返球する技術。
不利状況をしのぐ練習をいかに積むか?が全中に行けるかどうかの分かれ目な気がしています。
★孫子の兵法
最後に、「孫子の兵法」の一節を引用します↓
『孫子曰く、昔の善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為して、以て敵の勝つ可きを待つ。勝つ可からざるは己に在り、勝つ可きは敵に在り。故に善く戦う者は、能く勝つ可からざるを為すも、敵をして勝つ可からしむること能わず。故に曰く、勝は知る可くして、為す可からずと。』
「孫子は言う。昔から、戦いに巧みな者は、まず敵が自軍を攻撃しても勝てないようにしておいてから、敵が弱点を露呈し、自軍が攻撃すれば勝てるようになるのを待ち受けたものである。負けないようにすることは自分自身によってできることだが、自軍が敵に勝つかどうかは敵軍によって決まることである。したがって、どんなに戦いが巧みな者であっても、敵を勝たせない状態にすることはできても、敵を攻撃すれば勝てる状態にさせることはできない。そこで、勝利の方法を知ることと、実際に勝利を実現することとは別であるというのだ。」
今日は以上です!じゃ、またねー。
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