//もちおのソフトテニスノート
//2021年5月26日(水) 第497号
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中学生カテゴリーで全国大会に行くためには何が必要だろう?
…って自分なりに考えたことについてまとめます!昨日の続きです。
全中に行くための戦略
全中に行くための戦略として、僕はこのあたりが大事なんじゃないかな?って考えています↓
- ギャンブルをしない(不利状況で無理をしない、苦手なことを使わない)
- 有利状況を低リスクで作る(コスパを意識する)
- 相手の攻撃が成功していない時には失点しないようにする(アンフォーストエラーしない)
- 前衛がかわされた時に失点しないようにする
★ギャンブルをしない
- 相手に攻撃された時に無理をしない
- 苦手なプレーを使わない
っていうことです。
①は例えば、
- ロブで動かされてシンドイ時には、シュートボールで攻めずにロブでディフェンスする
- 相手前衛のポジションが攻撃的だった場合、後衛前ロブで様子を見る
- 深くて速いシュートボールを打たれた時は、後衛前ロブでディフェンスをする
など。別にロブじゃなくてもいいんですけど、相手に攻撃されてシンドイ状況の時はとにかくつないで好機をうかがう姿勢のことを「無理をしない」「ギャンブルをしない」と表現しています。
ラリーの形勢を数値で表すとわかりやすいです。
五分五分のラリーをしている状況を「自分:相手=50:50」と表すとすると、「自分:相手=30:70」の時に一気に「自分:相手=70:30」にひっくり返そうとしてカウンターをする!っていうのはギャンブルだと思っています。成功すればリターンは大きいですが、おそらく成功確率は低いはずなので。
もちろん強い相手に勝つためには、不利状況のラリーだとしても多少無理をして形勢を逆転させなければいけない場面もあると思います。全中に行くような選手は、形勢を逆転させるようなボールを打つことができるのも事実です。
が、その前提として、いわば「簡単に負けないための戦略」として、「①相手に攻撃された時に無理をしない」という選択肢をちゃんと持っている…それが強い選手だと思います。
わかっている人にとっては当たり前のことしか書いていませんが、わかっていない人(わかっていてもできていない人)が多すぎるので書いています!
簡単に負ける選手は相手に強いボールを打たれた時に強いボールを打ち返そうとしがちです。「剛」に対して「剛」で対応してしまうんですよね。「柔」で対応できない。
「②苦手なプレーを使わない」は例えば、
- 正クロスボレーは苦手だから使わない
- 逆クロス展開のストレートアタックは苦手だから使わない
などです。
そもそも苦手なプレーがある状態で試合に臨む…ってのを避けるべきなんですけど、とは言っても時間は限られているので苦手なプレーを抱えたまま試合をしなきゃいけないってのはよくあることです。
そんな時に、苦手なプレーを試合で使おうとする選手がいるんですよね。練習でうまくいっていないのに試合で使うって、それギャンブルでしょ!っていう。
そういうギャンブルはせず(=苦手なプレーは極力使わないようにして)戦うべきです。
言われてみれば当たり前のことですが、「ギャンブルをしない」ってのを徹底するだけでかなり勝てるようになると思っています。
ソフトテニスの指導現場では「攻撃をすること」が賞賛される傾向にあります。ラケットを思い切り振ることが正義だ!みたいな。
「攻撃をすること」を賞賛すること自体は決して間違ってはいないとは思うのですが、実際には「状況を見て攻撃をするかどうか判断すること」が大事です。「攻撃をすること」が「ギャンブルをすること」に置き換わってしまう選手が少なくないので、注意が必要です。
今日は以上です!じゃ、またねー。
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