//もちおのソフトテニスノート
//2021年3月4日(木) 第414号
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フォアハンドストロークにおいて、インパクトの際にボールを「押す」というアドバイスを聞いたことがある人は多いはず。僕も言われたし、僕自身も言ったことがあります。
が、この「押す」という言葉、実はあまりよくない指導なのでは?と思っています。
ボールは押せない
ボールとラケットが接触している時間は約0.004秒らしいです。人間の反応時間は約0.2秒なので、ボールとラケットの接触を認識してから「押す」という操作を加えることは不可能なのです。
押さない方が良い
ラケットのスイング時に「押す」意識をもつと、手元でラケットを操作することになって、腕に余計な力が入ってしまうことになります。
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余計な力が入るとスムーズなスイング動作に支障を来たすことになり、スイングスピードが落ちてしまいます。
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スイングスピードが落ちると、ボールに与えられるエネルギー(→スピードと回転に分配される)が小さくなります。
つまり、「押す」意識を持つと、その目的とは逆の結果になってしまうわけです。
「押す」のではなく、スイング軌道をまっすぐにする
僕は「押す」というよりも、スイング軌道をまっすぐにする、という方がわかりやすいと思います。”感覚的に”ではなく”物理的に”説明できるので。

物理的に考えると、インパクト前後が曲線的になるスイングの場合、「まっすぐな」エネルギーをボールに伝えることはできません。どうしても斜めのエネルギーになってしまいます。

一方、インパクト前後が直線的になるスイングをすれば、「まっすぐな」エネルギーが伝わります。エネルギーロスをおさえられるわけです。
つまり、インパクト前後のスイング軌道を直線的にすれば良いわけです。ボールとラケットが接触している約0.004秒の間にラケットは約10cm進むらしいので、この約10cmがまっすぐになるようなスイング軌道を目指せばいい。
そのためには、”意識的に”「押す」のではなく、力を抜いて、慣性の法則で”無意識のうちに”ラケットが前に(直線的に)動いて”しまう”ようにする。
ってのが、僕の考えです。みなさんは「押す」についてどう考えていますか???
以上です!じゃ、またねー。
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