//もちおのソフトテニスノート
//2022年2月5日(土) 第600号
——————————————-
5人でできる乱打の練習メニュー(※中2〜向け)と、逆クロス展開について思ったことについて。
タップできる目次
5人でできる乱打の練習メニュー
【やり方】
3人組と2人組に分かれます。
3人組は、2対1で逆クロスと左ストレートの打ち分け(逆クロスと左ストレートを交互に打つ)。
2人組は、ミドルとデュースサイドでやや正クロスの乱打。
基本的にシュートボールで乱打をします。
【ローテーションの回し方の例】
- 3分経ったら時計回りに回る
- 逆クロスと左ストレートの打ち分けをしている人が、逆クロスの2本線・左ストレートの2本線のエリアに5球ずつ入れたら交代する
【注意点】
①ネットをしないように(=ラリーが途切れないように)意識をする
ネットを防ぐために、単に「ネットしないようにしよう」って考えるのではなく、ネットからラケット1本分の高さを狙うようにする(→こうすることで、自然とボールも深くなる)。
くわしくはこちらの記事で↓
ネットをしてしまったらボールをすぐに拾いに行く(←「ネットしたら面倒なことになる」っていう意識づけをするため)。
②アウトボールも返球する
相手がアウトボールを打ってきたとしても、なるべくつなげる(←動かされた時でも狙ったコースに返す力をつけるため)。
③どんなボールが飛んでくるかを予測する
3人組の2人の方は、ボールを打たない時間=相手を見ている時間が長い。そこを活かして、「次、どんなボールが飛んでくるだろう?」って予測して準備をしておく。
観察ポイント
- 自分のペアが打ったボールの性質
- 相手の打ち方
(例)自分のペアが打ったボールが浅くて、相手の反応が遅れて「うわっ」ってなっている時は、ゆるくて浅いボールが来やすい→浅いボールに対応できるように、前に重心をかけておく
この練習の難しいところ
この練習を実際にやってみて思ったのは、「逆クロスから飛んできたボールを左ストレートに狙い通りに打つのは結構難しい」ってことでした。
- フォアで引っ張りすぎてサイドアウトしてしまったり、
- フォアでうまく引っ張れなくてちょっとミドルの方にボールが飛んでしまったり、
- バックできれいに流せずにサイドアウトしてしまったり、
- バックでちょっと引っ張りっぽくなってしまってミドルの方にボールが飛んでしまったり、
ってのが多発する感じ。逆クロス(ボールが来た方向)に返すのは割と簡単なんですけど、逆クロスから左ストレートに引っ張るのがすごく難しい。
そこで、「なんで難しいんだろう?」「正クロスから右ストレートに流すよりも難しく感じるのはどうしてだろう?」って考えてみたところ、
おそらく「左ストレートのコースは死角になりやすい」ってことなのかなと思いました。
このように逆クロス展開は相手前衛が死角に入りやすい展開。
左ストレートの方向を周辺視野で捉えるのは難しいのです。なので、「えい!これくらい引っ張ればいいだろう!」って勘で打つ感覚になるんですよね(僕だけ?)。
しかもフォアで打つ時にクローズドスタンスで構えてしまったら、左ストレートの方に背中を向ける形になるので、ますます左ストレートが死角に入ってしまう(→だからこそ、オープンスタンスで構えるべき)。
逆クロスから左ストレートにきれいに打つのってむっちゃ難しいんです。この気づきが、今回紹介した練習メニューを実際にやってみた収穫でした。
★★★
で、思ったのは、、、
「逆クロスから飛んできたボールを左ストレートに狙い通りに打つのは結構難しい」っていう性質、戦術を考える時に使えそうだなということ。例えば前衛のポジションを調整したり。
一方で、逆クロス展開からの左ストレートアタックを前衛がきれいにボレーをするのは難しい…とも思っています。
「逆クロス展開からの左ストレートアタックと、それをボレーする練習」は、入念に練習しておかないといけないのかもしれません。
書籍・ソフトテニスノートについて
ソフトテニスの練習メニュー等はこちら
ソフトテニスのおすすめの本はこちら
ソフトテニス初心者指導本
各画像をクリックするとAmazonの詳細ページに移動します。
【ソフトテニス初心者指導本(3部作)】
すべてKindle Unlimitedでお読みいただけます。アマゾンの電子書籍サブスクサービスであるKindle Unlimitedを(1ヶ月でも)ご利用いただく方がお得です!
↓
ソフトテニス戦略・戦術本
各画像をクリックするとAmazonの詳細ページに移動します。
【ソフトテニス戦略・戦術本(3部作)】
すべてKindle Unlimitedでお読みいただけます。アマゾンの電子書籍サブスクサービスであるKindle Unlimitedを(1ヶ月でも)ご利用いただく方がお得です!
↓
YouTubeチャンネル
グッズ