2019年の東日本学生ソフトテニスシングルス選手権大会。シングルスの大会なのに学生がふざけてダブルスをやって勝敗を決めていたという、あり得ない!事件がありました。
その「悪ふざけ」をした選手の中には世界選手権代表に内定していた選手もいました。その2名は世界選手権代表を辞退することになったり、他にも関与していた選手(数十人)がインカレに出場できなくなったりと、超大変!な問題になりました。
んで。
処分を受けた選手も復帰したし、新型コロナウイルスが流行してそれどころじゃないし、って感じで、この事件はなんかもう終わった感じになってるけど、、、
まだ終わってないでしょ?
誰もこの件に関して突っ込まないし、みんな飽きてるっぽいし、日本ソフトテニス連盟もダンマリを決め込んでいるので、なんのしがらみもない僕がツッコミを入れることにしました。
経緯をざっくり整理
一連の出来事について、整理します。(網羅はしてないけど、主要なものは載せてます)
2019年7月1日 | 東日本学生ソフトテニスシングルス選手権大会で不正が行われる |
---|---|
2020年7月20日 | 東日本学生ソフトテニス大会シングルス選手権における選手のルール違反に対しての処分について(東日本学生ソフトテニス連盟) |
2020年7月28日 | 理事会にて、競技会への出場停止の暫定処分を課すことを決定(日本学生ソフトテニス連盟) |
2020年8月20日 | 特別調査委員会を設置(日本学生ソフトテニス連盟) |
2020年9月19日 | 特別調査委員会第1回答申(日本学生ソフトテニス連盟) |
2020年9月20日 | 理事会にて、暫定処分の解除を決定(日本学生ソフトテニス連盟) |
(空白の4ヶ月) | |
2020年1月23日 | 特別調査委員会第2回(最終)答申(日本学生ソフトテニス連盟) |
2020年2月5日 | 東日本学生シングルス選手権における不祥事に対する当連盟の対応について(日本ソフトテニス連盟) |
2020年2月24日 | 特別調査委員会設置の経緯(日本学生ソフトテニス連盟) |
2020年2月26日 | 「日本学連による選手処分問題」に対する会長声明(日本ソフトテニス連盟) |
詳細はそれぞれの資料を読んでいただきたいのですが、まあざっくり言うと、
日本学生ソフトテニス連盟と日本ソフトテニス連盟でバチバチやっている
って感じです。
特に2020年2月5日の日本ソフトテニス連盟の発表と、2020年2月26日の日本ソフトテニス連盟会長の声明はかなり辛辣なものとなっています。
んで。
論点
この一連の事件に関して、今なおクリアになっていない論点は5つあると思っています。
不正をした選手への処分 | 学連が実施済みだが、日本連盟がこの点を問題視している。新たな処分は必要ないという見解は一致。 |
---|---|
選手を”一律に”処分した理由 | 日本連盟が回答を求めているが、学連は未回答(2020年2月26日現在) |
日本学連・東日本学連の大会運営・管理ってどうなってるの? | 日本連盟が指摘しているが、学連はダンマリ(2020年2月26日現在) |
処分された選手以外に不正試合に関与した人がいて、インカレに出場していた | 動きなし(2020年2月26日現在) |
恣意的なドロー作成について | 学連から詳細な報告なし&日本連盟は調査未了(2020年2月26日現在) |
1つ目の「不正をした選手への処分」に関して、日本連盟は怒り心頭!って感じです。が、もうやっちゃったものは仕方ないので、この点に関しては今さらどうすることもできないのは確か。
不正をした選手は反省をしているのだから、彼らの今後の活躍を祈りましょう!というのは僕も同意見です。
ちなみに、不正試合に関しては少なくとも数年前の段階ではすでに「伝統」のようなものとなっていたらしいので、みんなが大好きなあの超有名選手も、たぶん学生時代にやっていたか(and / or) 見ていたか(and / or) 知っていたはずです。このあたりは誰も触れず、このまま闇に葬り去るしかなさそうです。ホラー。
2つ目の「選手を”一律に”処分した理由」に関して、日本連盟は学連に回答を求めています。が、2020年2月26日以降、何も情報が公表されていません。
一体、どーなってるんでしょうか。
理由なんてなくとりあえず一律処分しちゃったから、もはやスルーするしかないってことですかね?ぎゃー。
3つ目の「日本学連・東日本学連の大会運営・管理ってどうなってるの?」に関しては、学連は「うぐぐ…」って感じだと思います。
実際、学連の運営ってどーなってんの?ってのはわからなくもないです。
この出来事に関する学連の報告を見ると、「聞かれたことに答えていない」ことが多いんですよね(しかも、にもかかわらず「もう回答しているし、HPでも公表していますよ?」みたいな雰囲気を出したりしていて、おいおいって感じ)。正直、学連の内部ってどーなってんの!?って思わざるを得ません。
僕が「これはないわ」って思ったこと
んで、僕がものすごく気になっているのは2つ。
4つ目の「処分された選手以外に不正試合に関与した人がいて、インカレに出場していた」ってやつ。
本人はダンマリを決め込んでいるらしいし、そうなっている以上、周りがどうこうできる問題じゃないんだけど、「周りで処分された人がたくさんいるのに、隠し通している人がいるの!?うそでしょー?」ってのが正直な感想。
自分の大学内で処分された人がいるのに自分だけは隠し通す…なんてことができるのは心臓にもじゃもじゃの毛が生えている人しか無理だから、この処分されていない人って「インカレでレギュラーが勢揃いだった大学(強豪校)」の選手じゃない?、、、って思っちゃう。
2019年のインカレは多くの大学でレギュラーが欠けることになったから、「レギュラーが勢揃いだった大学(強豪校)」なんてなさそうなんだけど、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、(以下省略)
インカレのために大学ぐるみで不正を隠していたってことだとしたら、かなり闇が深い感じがします。ホラー。
そして。まじでどーなってんの?って思っているのが、
5つ目の「恣意的なドロー作成について」。
2020年2月26日を最後に、何の報告もないわけです。
ドロー会に参加した人(学生)なんて一瞬でわかるはずだから、「調査未了」なわけないのにね。
なのに、学連も日本連盟もダンマリを決め込んでいます。
連盟は何を守りたいのでしょうか?
もしかしてだけど
日本学生ソフトテニス連盟と日本ソフトテニス連盟でバチバチやっている
っていう構図にして、ソフトテニス連盟に会員登録費を納めている僕たちみたいな一般人の目をそらそうとしているんでしょうか?(んなわけない)
2020年2月5日の「東日本学生シングルス選手権における不祥事に対する当連盟の対応について(日本ソフトテニス連盟)」は文章がやたら難解にだったのですが、これも僕たち一般人に「読むのめんどくせ!」って思わせる作戦だったとか?(んなわけない)
2020年2月26日以降、両連盟から何の報告もないのは、「コロナ流行でみんなこの件は忘れてるよね。よし!このまま闇に葬り去っちゃえ」っていうことなんでしょうか?(んなわけない)
まあこれらは冗談ですけど、ひとつ間違いないなと僕が勝手に思っているのが、
日本ソフトテニス連盟も日本学生ソフトテニス連盟も、内部はグチャグチャなんじゃない?
ってこと。
グチャグチャじゃなくて彼らが丁寧に仕事をする組織だったら、2020年2月から何も動きなし…にはならない気がするから。
日本ソフトテニス界の未来はとっても明るいですね。
だって連盟のおじさんおばさんがちゃんと仕事してくれているんだもん。
いやあ、未来は明るい。
じゃ、またね。
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