「ソフトテニスをやっているんだけど、ネットすることが多い…。ネットしない方法ってあるの?」
っていう方に向けて、本記事では
- ネットが多い人の特徴
- ネットを減らす打ち方
についての僕の考えを書きます!
この記事の信頼性
僕(もちお)は、ソフトテニス経験者。
- 中学校からソフトテニスを始めて、大学では体育会でプレー。
- 輝かしい実績はないけど、ソフトテニス漬けの学生生活を送った。
- 全国優勝経験のある人に2年ほど教わった経験あり
僕(もちお)は、ソフトテニス指導歴がそこそこ長い。
- 母校で外部コーチをして、選手が関東大会に出場。
- 中学校で顧問になり、1年目でジュニアなしのチームが1年生大会優勝。
- その後もジュニアなしのチームで各種の大会で入賞。
①ボールの後ろを触る
②打点を高くする
③弾道を高くする
のがコツです。
日本一を何度も獲ったことのあるチーム卒部のコーチに、僕自身が教わった内容です!
タップできる目次
【ソフトテニス】ネットが多い人の特徴
ネットが多い人の特徴を3つ書きます。
- ボールの上を触っている
- 打点が低い
- 弾道が低い
くわしく説明します!
①ボールの上を触っている
ネットが多い人は、インパクトの時にボールの上の部分を触ってしまうことが多いです。
こんな感じで、ラケット面をボールにかぶせるような打ち方。
こうやって打つと、確かに鋭いドライブ回転はかかりやすくなります。
ですが、それと引き換えに、ネットする確率が上がってしまいます。
というのも、ラケット面をかぶせてボールの上の部分を触ると、ボールは下の方向に飛びやすくなるから。
で、ネットの確率が上がる。
このような打ち方をする選手って結構いますよね。
「ボールにドライブ回転をかけようとするあまり、手首をくいっとコネて、ラケット面が地面の方を向いた状態でボールを打とうとしてしまう」っていうパターンが多い気がします。
※トップ選手の中には、この打ち方で安定してボールを入れることができる選手もいるので、100%間違いってわけではないですが。
②打点が低い
ネットが多い人は、打点が低いことが多いです。
ベースラインよりもかなり後ろの方に立って、ボールがバウンドしてから打点を落として、地面スレスレで打つ打ち方です。
打点を落として打つのって楽なので、結構良いボールが打てた気になりがちなんですけど、県大会以上に行きたいなら、やめた方が良いと思っています。
このような打ち方をすると、「アウトを減らそうとすればするほどネットが増える」という現象が起きやすくなります。
打点が低いと、ボールを“より”持ち上げる必要が出てきますよね。
だって、低いところからネットを越えなきゃいけないので。
で、ボールを”より”持ち上げようとすると、つまり、ボールに対して「大きく」斜め上にエネルギーを与えようとすると、今度はバックアウトする確率が高くなります。
斜め上に打ったら、コートにおさまらない可能性が高くなるので。
なので、バックアウトを減らすために、選手は無意識にネットすれすれのボールを打とうとします。
それか、コートにおさめるためにドライブ回転をたくさんかけようとして、手首をこねて「①ボールの上を触る」ことになったり。
打点が低い
↓
ボールを”より”持ち上げようとする
↓
バックアウトする確率が高くなる
↓
バックアウトを減らすために
- パターン(1) ネットすれすれのボールを打つ
- パターン(2) ボールの上を触る
で、「(1)ネットすれすれのボールを打つ」について。
ネットすれすれのボールは、少しのズレによってネットにかかってしまうことになります。
ほんの少し打ち損じて低いボールを打ってしまったら、ネットにかかることになってしまうのです。
③弾道が低い
ネットが多い人は、弾道が低いボールを打つことが多いです。
低いボールを打ってしまう選手のパターンは2通り。
- (1)打点が低いことが理由で、「コートにボールを入れるために」低いボールを打っているパターン
- (2)打点の高さに関係なく、低いボールを打っているパターン
(1)はさっき説明したので、(2)のパターンについて説明します。
これは、「ネットすれすれのボールが強い!」って思っているパターンです。
確かに、前衛に対してアタックを打ちにいくときはネットすれすれに打つべきですし、トップ選手もそのように打っていることが多いです。
が、後衛とラリーする時には、ネットすれすれのボールが強いわけではありません。
むしろ、低いボールを打つと、(パワーがないと)浅いボールになりやすいです。
これでは後衛に対する攻めのボールにはなりません。
それだけでなく、低いボールを打とうとすることで、ネットする確率が増えてしまいます。
ネットすれすれのボールを打っている場合、ボール1個分、下に飛んだだけでネットになってしまいます。
少し打点がズレてしまったら、少し迷いが生まれてしまったら、ネットになってしまいがち。
低いボールを打つことに、そんなにメリットはないのです。
では、ここからは、じゃあどうしたらいいのか?について説明します。
【ソフトテニス】ネットを減らす打ち方
ネットを減らすコツは3つです。
- ボールの後ろを触る
- 打点を高くする
- 弾道を高くする
中学生・高校生を指導した経験 + 僕の実体験から、こう考えています。
説明します!
①ボールの後ろを触る
ボールの真後ろをインパクトするようにします。
そこから、ボールがガットから離れるまでは手首をコネないようにして(ラケット面を下に向けないようにして)、振り抜きます。
※実際には多少コネるんですが、意識としては、コネない。
こうすることで、ボールにドライブ回転を与えつつも(アウトしにくいボールを打ちつつも)、ネットしにくい打ち方になります。
この動画はショートクロスレシーブのプレーですが、参考になると思うので貼っておきます。
②打点を高くする
高い打点で打ちます。
理想は、ボールのバウンドの一番高いところ(頂点)でのインパクト。
※ただ、結構難しいので、慣れるまでは頂点から少し落ちたところで打つようにするといいかもしれません。
こうすることで、ネットしにくくなります。
その理由を説明します。
打点が高いと、ネットを越えるために、ボールをそこまで持ち上げなくても大丈夫になります。
つまり、ボールに対して「大きく」斜め上にエネルギーを与える必要がなくなります。
そうすると、バックアウトする確率が低くなりますよね。
なので、「バックアウトを減らすために」ネットすれすれのボールを打たなくて済むようになります。
つまり、打点を高くすると、ネットすれすれのボールを打たなくてよくなりますので、結果的にネットしにくくなります。
打点が高い
↓
ボールをそこまで持ち上げる必要がない
↓
バックアウトする確率が低くなる
↓
バックアウトを減らすために、次のような打ち方をしなくて済む
- パターン(1) ネットすれすれのボールを打つ
- パターン(2) ボールの上を触る
※ただ、高い打点から手首をコネて(下から上に)振り下ろすように打つと、ネットは増えます。
③弾道を高くする
弾道を高くします。
ネットから離れたところ(高いところ)をボールが通過するような弾道で打つようにすると、ネットが少なくなるのです。
この動画を見ると、イメージがつかめるかも。
弾道を高くすることを意識すると、打ち損じてもネットになりにくくなるんですよね(これマジで大事)。
つまり、思ったところよりも低くボールを打ってしまったとしても、もともと高いボールを意識しているからネットになりにくいということ。
高いボールを打とうと意識する
↓
(1)理想通りに打てた ➡︎ ネットから50cm~1mくらいの高さ ➡︎ ネットしない
(2)ミスって低くなった ➡︎ ネットすれすれ ➡︎ ネットしない
2019年5月の世界選手権予選で見た選手も、2019年8月の全中で見た選手も、高いボールを打っている選手ばっかでした。
で、トップレベルの選手とはいっても、一球一球「完璧に」打てているわけではなかったんですよ。
ラケットのスイートスポットに当たっていないボールはたくさんありましたし、打った直後に「やべ」って言っている場面もたくさんありました。
でも、ネットしないんです。
それは、ボールの弾道が高いからなんです。
そして、高いボールを打つことには、さらにメリットがあって。
弾道を高くするメリット
(1)自然とボールが深くなりやすくなる
(2)バウンドが高くなる
→相手後衛がシンドくなる
あれです。
ネットを減らして、さらに相手後衛を苦しめるためにも、弾道が高いボールを打つべし!!です。
まとめ
ネットが多い人の特徴
- ボールの上を触っている
- 打点が低い
- 弾道が低い
ネットを減らすコツ
- ボールの後ろを触る
- 打点を高くする
- 弾道を高くする
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