//もちおのソフトテニスノート
//2020年12月24日(木) 第344号
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よく「相手をよく観察しろ!」「相手のことを分析しろ!」って言われると思うんですけど、どうやって観察・分析するのか?についてはあまり語られていないように思います。
ということで、僕なりの観察・分析の仕方について書きます!
※この記事は、「戦闘考察力」(=敵を観察し分析する力、敵を攻略するための手段を戦いながら瞬時に考える力)に関する記事の続きです。まだ読んでいない方はぜひ。
【328ページ目:もちおのソフトテニスノート】戦闘考察力とは?
分析とは?
観察ってのは「対象の実態を知るために注意深く見る」っていう意味で、これはわかりやすいですよね。「観察ってどういう意味?」って顔をする人はあんまりいないです。
でも、分析っていう言葉ってちょっとわかりづらい。「相手のことを分析しろ!」って言われた時に「?????」っていう表情をしている選手が結構いるんです。(っていうか、「分析」という言葉の意味を正確に理解しないまま「分析しろ!」って言っている指導者もそこそこいるような気もするーーーーー)
分析っていうのは「物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などを細かい点まではっきりさせること」という意味です。
「物事をいくつかの要素に分け」っていうのが最大のポイント。分けて考えるからこそ「分析」なんです。
ちなみに、「分析」の対義語は「総合」です。総合ってのは「さまざまのものを一つに合わせて、まとめ上げること」という意味です。
つまり、ソフトテニス「相手を分析しろ!」って言われたら、まず「分ける」という作業をしなきゃいけないってこと。どうやって「分ける」のか?は、相手の何について深掘りしたいのか?(=目的)によって異なります。
観察・分析の仕方
分析をする時に「分ける」方法は、いくつかあります。
(1)打ち方
- グラウンドストローク(フォア or バック / アンダー or サイド or トップ)
- ボレー(フォア or バック / ハイ or 正面 or ロー)
- スマッシュ
- サーブ
- ハイボレー
(2)展開
- 正クロス展開
- 逆クロス展開
- 左ストレート展開
- 右ストレート展開
(3)場面
- サーブ(デュースサイド or アドサイド)
- レシーブ(後衛サーブ or 前衛サーブ / オーバーのサーブ or カットサーブ)
- ほぼ動かないで打つ場面(シュートボールの後 or ロブの後)
- 動かされた後(前 or 後 or 左 or 右 or 回り込み)
- ロブで振られた後(正クロスロブ or 逆クロスロブ or 左ストレートロブ or 右ストレートロブ)
- スライスボールを打たれた後
- ラリーの何本目か(1本目 or 2本目 or 3本目 or …)
などなど。
このように要素に分けて、それぞれの要素における特徴を観察します。
例えば、
- 「相手後衛はバックのグラウンドストロークでミスが多いな」とか
- 「相手前衛は正クロス展開の時にフォアボレーをしに来ないな」とか
- 「相手前衛はラリーの1回目は必ずディフェンスの動きをするな」とか
- 「相手前衛は逆クロス展開の時だけはラリーの1回目で必ずポーチボレーをしに来るな」とか
- 「相手後衛はロブで振られた後はロブで返すことが多いな」とか
- 「相手後衛は右に動かされた後は右方向に打つことが多いな」とか
です。
こうやって分けて観察することで、相手の特徴が見えてくるわけです。これが僕なりの分析のやり方。
なかなかうまく分析できないことも多いんですけど、僕はこんな感じで分析しようとしています。
とりあえず今日はここまで。じゃ、またねー!
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