//もちおのソフトテニスノート
//2020年12月19日(土) 第339号
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正クロス展開の戦術を紹介します。定番!のやつ。
正クロス展開の戦術(ミドル割りから)
正クロス展開です。後衛サーブ後衛レシーブの場面って捉えてもOKです。
先にざっくりまとめると、こんな感じの戦術です。
後衛がミドル(相手後衛と相手前衛の間)にボールを打つ
→相手が(本人から見て)左に動いて打つ
→正クロスに飛んでくるボールを前衛がクロスボレーをする
よくある定番の(わかりやすい)戦術ですが、この戦術を実現するためにはいろいろと注意することがあって、実現するのは結構難しいと思っています。
ってことで、この戦術を実現するうえでの注意点について、僕が考えていることをまとめます。
注意点①:ミドルを割る
まず、ミドルを割る(=相手後衛と相手前衛の間にボールを打つ)ために、高い打点で打つ必要があると思います。
というのも、打点を落として”ゆるい”ボールを打つと、相手前衛にボレーされてしまう可能性が高くなるから。
高い打点で打つ動きをすることで、相手前衛に「うわ!」って思わせる。んで、相手前衛にストレートを守ってもらって、ミドルを空ける!という感じです。(セカンドレシーブだとやりやすい)
注意点②:ミドル割りのコース
ミドルを割った後、相手後衛に正クロスに打ってほしい。ので、「相手後衛が打つボールが正クロスに飛んでしまうようなミドル割り」をしたいです。
そこで、相手後衛が回り込み”ながら”打つコースにボールを打ちます。
回り込み”ながら”打つ時は打点が体に近くなって引っ張り(この場合は正クロス方向 ※右利き)にボールが飛びやすくなるからです。
よく「相手の左足に打て」っていうアドバイスがされますが、正確なアドバイスではないと思っています(わかりやすいけど)。本質は、相手に回り込み”ながら”打たせることのはず。ボールのスピードや相手後衛の足の速さによって、どこにボールを打てばいいのか?は微妙に変わります。
★★★
ちなみに、相手後衛がぎりぎりキャッチできるコースにミドル割りするのもありだと思います(相手後衛が右利きでも左利きでもOK)。
ぎりぎりキャッチってことは、打点が体から遠くなっているということなので、流し(この場合は正クロス方向)にボールが飛びやすくなるから。
ただ、ミドル割りのボールが浅いと、打点を前にとることができて引っ張りに打ちやすくなるので要注意。深いボールでミドル割りをする必要があります。
このあたりの話について、くわしくはブログ記事か動画を見てください。
ソフトテニスでコースを予測・判断する方法【ボレー成功率を上げる】
注意点③:ポジションの微調整
前衛は相手後衛の移動に合わせてポジションを微調整します(相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線上にポジションを微調整)。
これをやらないと、正クロスポーチに行っても届かない…ってことになりがち。
注意点④:後衛はフォローの動き
ミドルにボールを打った後衛は、自分の前衛が正クロスボレーをしに行くのがわかったら、コートの真ん中に寄ってフォローの準備をします。相手後衛がストレートに打ってきた時に備えて。
フォローの準備をして「抜かれても大丈夫」な状態を作ることで、自分の前衛は思い切ってポーチボレーに行くことができます。
まとめ
後衛がミドル(相手後衛と相手前衛の間)にボールを打つ
→相手が(本人から見て)左に動いて打つ
→正クロスに飛んでくるボールを前衛がクロスボレーをする
定番の戦術ですが、いろいろと注意点があって実現するのは結構難しい戦術だと思います。
あと、よく知られている戦術でもあるので、相手後衛が回り込んだ時点で「あ、ポーチボレーくるかも」って思われやすいってのもあります。んで、ポーチボレーをされないように、回り込んだ後にロブで逃げてくることも多い。前衛はそのロブを取りに行けるようになると強いです。
以上です!じゃ、またねー!
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