「ダブルスのペアが下手すぎる。ペアのせいで勝てない。」
「ペアがいつもミスをする。あいつと組むとイライラする。」
っていう方に向けて、ペアが下手な時はどうすればいいか?についての僕の考えを書きます。
いきなりですが、今回の記事は、ソフトテニスで「気持ちよくなりたいだけ」の人にとって嫌な記事だと思いますので、読まない方が良いと思います。この記事は、ソフトテニスを真剣にやっていて、勝ちたいと思っている人向けの記事です。
タップできる目次
「ペアが下手すぎる。いい加減にしてほしい。」
最近、シングルスにかなり力が入れられているとはいえ、ソフトテニスのメイン種目はダブルスです。
ダブルスをやっていると、
「ペアが下手すぎる。いい加減にしてほしい。」
って思うことがあると思います。
- 「せっかく相手にスマッシュボールを上げさせたのに、スマッシュミスしやがった」
- 「なんでそのボールが取れないんだよ」
- 「ラリー続けてくれよ。これじゃ前衛は何もできないよ。」
- 「トップ打ちのミスが多すぎる…」
ソフトテニスをやっている人なら、一度は思ったことがあるはず。
こうやってエラそうに記事を書いている僕も思ったことがありますし、今でも思ってしまうことがあるのが正直なところです。
で、ペアがいないところで、
「まじあいつないわ。ミスしすぎ。」
など、自分のペアの悪口を言ったり…。
エスカレートすると、顧問の先生やコーチの方に「ペアが下手すぎるので、ペアを変えてください」と言いに行ったり。
勝ちたいという気持ちが強ければ強いほど、自分のペアのミス・失敗に敏感になってしまって、「ペアが下手すぎる。いい加減にしてほしい。」とイライラしてしまうことがあります。
でも、ペアが下手って言う前に…
でも、「ペアが下手だ」と思ってイライラしても、くやしいけど何も変わりません。
むしろ、いろいろと悪化します。
まず、そうやって思われているペアの人は、もっと緊張してガチガチになって実力を出せなくなります。
自分がミスをしたらイライラされてしまうわけですから、「ミスしないように」と縮こまったプレーになってしまいます。
「ペアが下手だ」ってイライラしている側も、実力を出せなくなります。
パートナーのミスに厳しいわけですから、「自分自身がミスしないようにしなきゃ」と思って、精神的に窮屈になります。とはいえ、どんな選手にもミスは出ますので、自分自身がミスをしてしまった時に情けなくてイライラが積もります。
イライラすると、実力を出しづらくなります。
また、なにより周りの人が離れていきます。
「ペアが下手すぎる」って思ってイライラしたり、周りに悪口を言ったりする人とペアを組みたいと思う人はいません。周りの人も表面的には仲良くしているかもしれませんが、心の中で「あの人とだけはペアを組みたくない」って思っているかもしれません。
このように、「ペアが下手だ」と思ってイライラしても何も変わらないどころか、むしろ事態が悪化する可能性の方が高いと思います。
それに、そもそも「『ペアが下手だ』って文句言えるほど、自分はうまいのか?」という問題もあります。
たいてい、ペアに文句を言う人は中途半端な人です。
自分の実力に自信がないからこそ、ペアに「ミスしてほしくない」って思っている。
→ペアがミスるとイライラする。
っていう感じです。キビシイ言い方でスミマセン…
となると、
「ペアが下手だ」とペアに対してイライラするよりも、
- 「何か自分に原因があるのかな?」
- 「自分にできることは何かな?」
と考えることの方が圧倒的に大切
です。
確かに、自分以外のせいにすれば楽ですが…それでは成長できません。自分以外のせいにするクセがついてしまうと、自分自身に目が向かないことになってしまうからです。
※保護者(親)も「誰かのせい」にする傾向が強いともっと大変です。プライドが高くなるだけなので、そういう家庭で育つ子供はかわいそうだな…とも思います。
ここまで読んで、「もういいわ」って思った人はここでブログを閉じた方がいいです。ここからは、「なんとしても勝ちたい」っていう人だけ読んでほしいです!
もちろん、うまくいかないことを自分以外のせいにせず、
- 「何か自分に原因があるのかな?」
- 「自分にできることは何かな?」
って考えるように努力したとしても、
「ペアが下手だな」
って思ってしまうことはあると思います。
とはいえ、
自分以外のせいにだけする人
と
「自分に原因があるかも。自分にできることはあるかな。」と考えようと努力する人
とでは、成長の仕方が全く違うと思いますので、ソフトテニスを真剣にやっていて、勝ちたいと思っている人なら、自分自身に目を向ける努力をするべきだと思います。
では、「ペアが下手」な時はどうすればいいのか?について、僕が思うことを書きます!
ペアが下手な時はどうすればいい?
自分がうまくなって良いペアと組む
自分がうまくなって、自分がそのチームの1番手になって、「うまいパートナー」をペアを組めるようになるのが一つの手です。
「ペアが下手だ」ってイライラしたり悪口を言ったりする時間があったら、練習しようぜ!ってことです。
「自分はペアに何か言えるほど、うまいのか?」って自問自答することも大切だと思います。
とはいえ、「自分は1番手なんだけど、それでもペアがあまりうまくない」っていう場合もあると思います。
そんな時は、なんとかするしかありません。
ペアと自主練をして、ペアを上達させる
ペアの実力がそんなに高くないのであれば、一緒に練習してペアを上達させるしかありません。
試合の時だけは2人でダブルスをするけど、練習の時は知らんぷり、というのは自分勝手すぎます。勝ちたかったら、2人で頑張るしかないのですから、一緒に練習しましょう!!
ペアの短所をカバーし、ペアの長所を引き出す。
そして、自分自身もペアの短所をカバーする技術を身につけて、ペアの長所を引き出せるプレーをできるようにする。
そうやって2人で切磋琢磨することで、お互いの信頼感も増すはずですし、「自分のペアのためにも頑張ろう」という気持ちが芽生えるようになると思います。
もしかすると、ここまで読んだ人の中には、「でも、ペアが大会直前にならないと分からないんだけど…そういう場合はどうしようもないよね?」と思う人もいるかもしれませんが…。
チームでみんなで一緒に練習しているのなら、チームメイトみんなをうまくするように
- 練習に付き合ったり
- アドバイスをしたり
して、努力をするべきです。そういう努力もせずに、「ペアが下手」って文句を言うのは、正直言って甘えだと思います。
ペアがミスらないように、ポイントを取れるようにフォローをする
もしかすると、自分のペアが思うようにプレーできないのは、自分自身に原因があるからかもしれません。
例えば、ペアの前衛がパッシングショットを打たれまくってサイドを抜かれまくっているとします。
この時に、自分以外のせいにだけする人は
「それくらい止めてくれよ」「何回抜かれるんだよ」
って思いがちです。
セカンドサーブを打って、相手にレシーブアタックされた時に、自分の前衛に「止めてくれよ」って不満をぶつけている選手も同じです。
が、そうではなく、
- 「自分のボールが甘いからパッシングショットを打たれるのかも」
- 「もっと深いボールや良いコースのボールを打てば。パッシングショットを打たれないで済むかも」
と、自分自身に原因を求めるようにするのが大事だと思います。
また、自分のパートナーがなかなかポイントを取れないのであれば、
パートナーにポイントを取りやすいような形を、自分自身が作ればいいのでは?
と考えると良いと思います。
ペアがのびのびプレーできるように声をかける
精神面でのフォローも大事です。
どうしても自分よりも上手い人とペアを組むと緊張して思うようにプレーができなかったりします。そんな時に、「下手だ」と思われてイライラされたら、ますます緊張します。
ペアの心が落ち着くような言葉をかけることは、ダブルスではとても重要。(ペアを長期間組んで、成熟したペアだったら言葉をかける必要もないかもしれませんが)
ペアの調子が悪くて、ガチガチになっている時は
「お前の分も俺ががんばるから大丈夫だよ。うまくできるか分からないけど、がんばるわ。任せて。」
って、言えるくらいの心の余裕を持ちたいです。
で、ペアが良いプレーをしたら
「ナイスプレー!ありがとう!」
って笑顔で言ったりしたいです!!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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