//もちおのソフトテニスノート
//2022年1月9日(日) 第593号
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僕が顧問だった時、「金メダルを手にするために」という資料を作って生徒に配っていました。
今回は、その資料から参考になりそうなものをみなさんに共有させていただきます(※個人情報がわからないように、一部改変しています)。
タップできる目次
後衛主体のペアと前衛主体のペアとは
①後衛主体のペア
後衛がリードし、相手前衛を攻めるなどして、後衛がポイントを取りにいく。
前衛は守り中心。
(A・Bペア)
②前衛主体のペア
前衛がリードし、ボレーやスマッシュなどで、前衛がポイントを取りにいく。
後衛はつなぎ中心。
(C・Dペア)
どちらのペアと対戦する時も、弱い方を攻めるのが鉄則です。ペアのバランスが悪いと、相手に「弱い方を攻めればいいや」という心の余裕を与えてしまいます。だから、ペアのバランスはとても大事です。
後衛主体のペアの戦略
A・Bペアでいえば、「Aはアタックを打ってくるから、前衛は守りを固めよう。そして、Aとラリーするのではなく、Bを攻めよう」と、相手のペアや監督が考えてくることを想定しなければいけません。
相手前衛に守りを固められてしまうと、攻めがなくなり、勝つチャンスがなくなってしまいます。
また、試合中の、Bの自信のなさそうな表情や仕草、ミスをした後に発しがちなマイナスなオーラは、「Bを攻めよう」という発想をより強めることにつながります。
そして、Bが潰れれば、Aもそれに引きづられてミスが増えたり、無理をしようとしてミスが増えたりするはずなので、僕が他校の監督なら、Bを真っ先に攻めます。
だから、相手がこのような攻めをしてくることを想定しなければいけません。
具体的には、Bのディフェンス力をアップさせることです。
Bの方を攻めてきたボールを、「何事もないかのように平然と」返すことができるようになれば(別にそれを決めきる必要はない)、相手からしたら「A・Bに対する必勝法」を潰されたことになります。
このように、ペアのバランスがとれれば、スキがないので、勝つ方法を見出すことが難しくなります。
前衛主体のペアの戦略
C・Dペアでいえば、「ミスの多いCを攻めよう」と相手が考えてくることを想定しなければいけません。
具体的には、「ひたすらロブで振り回したり、Cの方を攻め続けたりすれば、Cは打点に正確に入ることが苦手だから、いずれミスをしてくれるだろう。だからCと打ち合おう。」という戦術です。
そしてCがミスを重ねれば、ペアのDはCに対してイライラしやすいので、それがますますCの緊張を増幅させ、さらにCのミスが増える…。
このような戦術をあらかじめ想定して、練習していかなければいけません。
具体的には、Cのフットワークの強化、手首をこねない安定した打ち方の習得、Dのポーチボレー・スマッシュ力のアップです。
相手に「2対1(=C)」の状況に持ち込まれたとしても、なんとかできるラリー力がCにあり、「2対1」の状況に持ち込ませないような安定した攻撃力がDにあれば、スキのないペアになります。
後衛主体でも前衛主体でもないペア
E・Fペアは、二人とも実力はまだまだで、どちらも主体にはなれなかったのですが、それが功を奏して、結果的に、後衛と前衛のバランスがとても良かったペアになりました。
だから、相手に「弱い方を攻めればいいや」という心の余裕をもたせにくいペアでした。
そういう意味では、心理的な要因が勝敗を大きく左右する団体戦の3本目にふさわしいペアでした(個々の実力が不十分だったため、片方が崩れると一気に崩れるという不安もあったのですが…)。
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