//もちおのソフトテニスノート
//2021年1月20日(水) 第371号
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インタビューの総括の続きです。これで終わり。
環境に恵まれていれば十分というわけではない
環境に恵まれていたとしても全員が全国区の選手になれるわけではありません。もし環境要因がなによりも重要なのであれば、恵まれた環境に身を置いている選手(チームメイト)はみんな全国区の選手になっているはずです…が、実際はそうではない。
実は、インタビューをする前まで僕は「恵まれた環境」+「それなりの身体能力」が全国区の選手になるうえで重要なのだと考えていました。が、これも正しくはなさそうです。というのも、A選手のスポーツテストの結果はそこまで良かったわけではなかった=そこまで身体能力に恵まれていたわけではなかったから。
では、A選手が全国区の選手になり、全日本のアンダー選手に選抜されるまでになったのはなぜなのか?
彼が環境に恵まれていたのは間違いありませんが、僕が思うに、
振り返りをするくらいソフトテニスが好き
だったことが、大きな要因だったのではないでしょうか。
A選手は中学生の時に兄の真似をして、テニスノートを毎日書くようになったようです。ここで大事なのは、A選手がテニスノートに毎日の練習の振り返りを書くようになったのは、親に言われたからでも、先生に言われたからでも、兄に言われたからでもないということです。自分の意思で振り返りをしようと決意したわけです。
そして、テニスノートに書いた内容を誰かに見てもらうこともなかったようです。つまり、「こういうことを書いたら、先生は喜ぶかな」みたいな打算もないわけです。
純粋に自分自身と向き合うためにテニスノートを書いていた。
テニスノートを書く選手はたくさんいますよね。素晴らしい内容を書く選手もたくさんいます。が、そこに打算がある選手が実は多いと思います。顧問の先生に好かれようとして、大人が喜ぶような内容を書く選手が結構いるんです。もちろん書かないより何倍も素晴らしいことだと思いますが、そうやって書かれたテニスノートは純粋に自分自身と向き合った結果の産物であるとは言い難いです。
一方、A選手は純粋に自分自身と向き合うためにテニスノートを書いていた。そういう彼の真面目さ・ソフトテニスに対する熱意があったからこそ、全国区の選手になれたのではないでしょうか。(そうやって考えると、中学生の時に埼玉の先生に目をかけてもらえたのも、A選手の真面目さ・熱意を感じ取ったからなのでは?と思えます)
以上です。
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