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【359ページ目】中学ソフトテニス界は指導者ガチャ

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【359ページ目:もちおのソフトテニスノート】中学ソフトテニス界は指導者ガチャ

本記事は、裏Step(ソフトテニス競技者育成”裏”プログラム)のメルマガの記事です。

https://softtennis-blog.com/ura-step-202004

 

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//もちおのソフトテニスノート

//2021年1月8日(金) 第359号

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この裏Step(ソフトテニス競技者育成”裏”プログラム)の前身となるメルマガの、第一号の記事を紹介させてください。

僕の活動の原点です。

 

 

中学ソフトテニス界は指導者ガチャだよねという話(僕がソフトテニス指導の現場について思っていること)

もちおのソフトテニスノート(月4回以上更新)

2019年12月24日 第1号

 

こんにちは。もちおです。

僕がソフトテニス指導の現場について思っていることを書きます。

 

中学ソフトテニス界の現状

2019年ソフトテニス京都全中を観に行って感じたこと【芝東と昇陽すごい】

「ソフトテニスを頑張りたい」と思っている子供が、ソフトテニスを頑張れる…そんな環境が整っていないなあと思っています。

これが僕の問題意識。

 

例えば、中学校のソフトテニス部は、ソフトテニスを教えられる指導者がいるかどうかで、上達できるかどうか、勝てるかどうかが決まってしまう傾向が強いと思います。

あの先生がいる学校はいつも勝ち上がるし、あの先生が違う学校に異動したら元の学校はだんだん弱くなっていって、異動先の学校はだんだん強くなっていく…こんな感じです。

 

身体能力が高くてセンスのある選手がいて、上手くなりたいって思っているっぽいんだけど、その学校にはソフトテニスを指導できる人がいなくて。

結局その選手は開花しないまま引退してしまった、というのを目にした経験があります。

 

まあ別に中学校で必ずしも開花する必要なんかなくて、高校で花開くかもしれないわけなのですが。

 

 

ただ、そういう状況を見ると、なんかやるせないというか、もったいないというか、かわいそうというか、そういう気持ちを抱くのです。

 

 

もちろん、「部活の顧問の先生=その競技の専門」ってのはありえないわけで。

選手がうまくなれなかったとしても、顧問の先生を理由にするのは間違っているとは思います。

 

 

学校の廊下の画像

ただ、中学ソフトテニス界の現状は、「指導者がいるチームは強くなる。指導者がいないチームは強くなるのが難しい。」です。

だから、言ってしまうと「指導者ガチャ」なんですよね。

 

私立に行かない限り、行ける学校はほぼ1つに決まっているわけなので、その学校に指導者がいるかどうかで、ソフトテニスが上達するかどうかが決まってしまう。

これが中学ソフトテニス界の現状です。(これはソフトテニスに限る話ではないと思いますが)

 

 

しかも、小学生からソフトテニスをやっていた”ジュニア出身選手”もいて、中学生から始めた選手がジュニア出身選手に勝つのは超難易度が高いです。

中学生の時には勝ちまくっていたジュニア出身選手も、高校生になると負け始めたりしているようなので、高校生までソフトテニスを続ければジュニア出身選手に勝つチャンスも生まれてくるっぽいのですが。

 

中学生の段階で、小学生からソフトテニスをやっていた”ジュニア出身選手”を超えるのは非常に難しいです。

指導者がいないチームなら、なおさらです。

 

 

クレーコートの画像

で、結局、中学でなかなか勝てなかった人が「中学校でソフトテニスは辞めます。高校からは違うスポーツをやります。」ってことになるんじゃないのかなあ、と。

中学校では多いソフトテニスの競技人口が、高校になると激減する現象は、「指導者ガチャで当たらないと中学校では勝てない」っていう状況と無関係ではない気がするのです。

(中学校には少ない硬式テニス部が、高校では存在するってのも大きな理由だとは思いますけどね)

 

この状況をなんとかしたいんですよね。

「ソフトテニスを頑張りたい」と思っている子供が、ソフトテニスを頑張れる…そんな環境が整っていない現状をなんとかしたいんです。

 

 

僕の中学時代

睡眠の画像

そう思う理由には、自分自身が中学校でも高校でも指導者に恵まれた経験もあります。

 

厳密に言うと、中学校の時はソフトテニスを教えてくれる指導者がいて恵まれていた時期と、指導者がいなくなってシンドくなった時期の両方を経験しました。

だからこそ、指導者がいることのありがたさを実感したんです。

 

 

その先生はソフトテニスで輝かしい実績を残していた人で、ソフトテニスに真剣に向き合っている分、むちゃくちゃ怖かったです。

怒られまくったし、先生がコートにいる時は緊張感がハンパなかったです。

雨が降った翌日は、コートにローラーがけをするのですが、そのローラーを適当に斜めにかけて終わりにして、それが発覚してむちゃくちゃ怒られました(笑)←あたりまえ

同学年の部員全員、コートから追い出されて、部室で「やべえ、どうしよう」ってなったり。

 

 

で、当時はソフトテニスが嫌で仕方なくて、ズル休みもしました。

友達はどんどん退部していきました。

 

でも、その先生の指導があったから、大会では入賞しちゃうのです。団体戦でメダルを獲るのは当たり前。優勝もしました。

今思い返すと、僕なんかたいして頑張ってはいなかったと思うのですが、その先生の指導のおかげで賞状やメダルが増えていくのです。

 

 

桜の画像

で、その先生が異動することに。

そこでやっと、その先生のありがたさを実感するのです。アホですよね。気づくの遅いだろ、と。

 

新しく来た先生はソフトテニスの専門ではなく、練習終了時間が来た瞬間に、まだ僕たちが打っているのにネットを下げ始めるような人で(笑)(新しい先生は悪い人じゃないし嫌いだったわけではありませんが)

 

あー、あの先生は怖かったけど、あの先生のもとでソフトテニスをやれてすごく幸せだったんだなあ、と。

 

僕みたいな、ソフトテニスに真剣に向き合っていなかった人が、たまたま優秀な指導者がいる学校に行って、指導をしてもらって大会で入賞する

一方で、ソフトテニスを真剣に頑張りたいと思っていても、指導者がいない学校に行った結果、だれからも指導してもらえず入賞できない。

 

…不平等だなあと思うわけですよ。

 

 

僕が目指しているもの

朝の画像

自分自身がこういう経験をしたからこそ、思うのです。

 

「ソフトテニスを頑張りたい」と思っている子供が、ソフトテニスを頑張れる…そんな環境を作りたいな、と。

指導者ガチャに依存しない、ソフトテニス上達環境。

可能性を秘めた選手が、「指導者がいない」という理由で開花せずに終わる…そんなことが少しでも減るようにしたい。

 

 

その1つの取り組みが、YouTube「もちおチャンネル」

動画で戦術・技術解説をしたところで、生の指導よりも効果は段違いで低いとは思っているのですが、ないよりもあった方が良いかなと思って、動画を作っているわけです。

 

 

で、今は、他にどんなことができるかな?って模索している最中です。

「なんだよ、画期的な方策があるんじゃないのかよ」って思われて当然だと思いますが…どうやって「ソフトテニスを頑張りたい」と思っている子供が、ソフトテニスを頑張れる環境を作れるか、考え中です。

 

 

 

とにかくYouTubeは大きな可能性を秘めている感じがするので、これからも更新を頑張ろうと思います。

もし、「自分の試合動画・プレー動画に対して、あーだこーだ言ってほしい」って思ってくださるのであれば、ぜひ協力したいと思っています。

そう思っていただけるのであれば、TwitterのDMなどでご連絡いただければうれしいです。

 

 

 

…というわけで、書き殴っているので全然まとまっていませんが、頑張ってまとめます。

ソフトテニス人口が減っていって、ソフトテニスが「過去のスポーツ」になるのだけは避けたいです。

自分自身、ソフトテニスっていうスポーツに支えてもらっている感覚があるので、ソフトテニスの”現状維持”ではなく、”発展”にできる限り貢献したいと考えています。

 

「お前にそんなこと求めてねーよ」って思うかもしれませんが、がんばります。

 

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