//もちおのソフトテニスノート
//2021年1月24日(日) 第375号
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昨日の続きです。
初心者指導のテンプレ
⑤技術には厳しく
ソフトテニスを楽しんでもらうためにも、そして成功体験を積ませるためにも、技術には厳しく向き合わせていました。技術がないと、やっぱり勝てないんです。スポーツは気持ちだけじゃ勝てない。
なんですけど、部活動ってつい「人間教育」に逃げがちな傾向がある気がしています。技術は二の次で、「ソフトテニスがうまくなることよりも、まずは人間として成長するべきなんだ!」みたいな。
それを言いたくなる気持ちはわかりますし、僕も究極的にはソフトテニスの上達よりも人間としての成長の方が大事だと思っています。そもそも部活動は学校教育の中で行われるものですから、人間教育が大事なのはもちろんです。
ですが、人間教育一辺倒になってはいけない…というか、技術向上を二の次にして人間教育を最優先にするのは”逃げ”だと思うんです。スポーツに技術向上は不可欠ですよね。スポーツをやっているのに「技術は二の次だ」はおかしい。指導者は技術を指導してナンボなんです。気持ちだけでソフトテニスはできません。
そう思っていたので、僕は技術を徹底的に、細かく厳しく教えていました。技術がつけば、自然と勝てるようになってきますし、自信もつきます。そういう素地ができることで、精神的な指導がより浸透していくのかな、と思うんです。
⑥1年生大会で結果を出す
そして、例年1月に開催される1年生大会でなにがなんでも結果を出します。賞状・メダルを獲る。
もちろん勝負は相手がいることなので、自分達が頑張ったからといって必ず結果が出るわけではありません。が、「絶対に結果を出す!」という覚悟で練習に取り組むんです。「入賞できたらいいな」じゃなくて、「なにがなんでも入賞する!」です。なんとしても帳尻を合わせる。
もし実際に結果を残すことができた場合、「頑張った結果、1年生大会で入賞できた!」っていう成功体験ができます。それは自信やプライドになって、「もっと頑張ろう」っていう覚悟につながるはず。僕が中学校の顧問だった時は、ありがたいことに1年生大会で必ず結果が出ていました。
もし結果を残すことができなかったとしても、「絶対に結果を出す!」という覚悟で練習に取り組んでいれば、1月の段階で基礎技術はそこそこ身についた状態になっているはずです。結果が出なかったのは悔しいですが、今後の成長のベースはできているわけです。
⑦賞状は必ず掲示する
大会後、賞状を必ず学校に掲示していました(っていうか、学校の方針で、賞状を廊下に掲示していた)。大会の表彰後に写真を撮って、後日プリントアウト。で、その写真と一緒に賞状を学校の廊下に飾る。
他の生徒に「すごいね!」って言ってもらえるようにしたいし、本人に「次も頑張ろう」って思ってほしいし、その賞状を見た後輩に「自分も先輩みたいに頑張ろう」って思ってほしいからです。
⑧本格的なスタート
んで、「1年生大会の終了が、キミたちの代のスタート。いよいよ、ここから長い長い戦いが始まるんだよ」って言っていました。基礎技術がそこそこ身についた&成功体験を積んだ&自信がついた状態で、再スタートです。
ここからは選手自身に考えさせる割合をより増やしていきます。武道の「守・破・離」で言ったら、「守」の割合を徐々に減らしていくっていうイメージです。(まだソフトテニスを初めて1年も経っていない段階なので、もちろん「破」の段階に到達しているわけじゃないのですが)
まとめ
こんな感じで最初の1年間を過ごす、ってのが僕の初心者指導のテンプレでした。
ですが、今年は新型コロナウイルスの関係で1年生大会が中止になってしまいました(メルマガで大会のことを何度も言っていたのに、みなさんへ中止の報告をするのが遅くなってすみません)。
っていうか、もう僕は教員じゃないので、そもそも同じやり方を再現できません。新しいスタイルを模索しなきゃいけないんです。
ということで、今いろいろと悩んでいます。…みなさんは、どのように初心者指導をしていますか?もしよかったらグループチャットのコメント欄などで教えてくください。よろしくお願いします。
今日は以上です。じゃ、またねー
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