//もちおのソフトテニスノート
//2022年3月6日(日) 第609号
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今日、小学生・中学生合同の練習試合を見ました。忘れないうちに、考えたことについてまとめておきます。
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ダブル後衛vsダブル後衛の試合
小学生がたくさんいたということで、ダブル後衛vsダブル後衛の試合をたくさん見ることができました。
ダブル後衛vsダブル後衛の試合って全然ポイントが決まらなくて、お互いにミス待ちっぽくなりがち。なので、面白くない!っていうイメージが今まで強かったんですけど、
相手を崩すために様々な戦術を駆使している様子(選手がむっちゃ頭を使っている様子)を見ることができて、とても面白かったです。
- スライスを使ったり
- ツイストを使ったり
- ショートボールを使ったり
- 弾道の高い中ロブをあえて使ったり
- ミドルを攻めてからワイドを攻めたり
などなど、1ポイントを取るために選手がものすごく工夫しているんですよね。
しかも「攻撃ができる状態になるまでは我慢する(待つ)」ということもできていた。(←ミスが即失点につながるスポーツでは超大事な考え方)
中学生・高校生もダブル後衛vsダブル後衛の試合をやるべき
で、思ったのが、「中学生・高校生の指導をする時にも、ダブル後衛vsダブル後衛の試合を積極的にやってみるといいのかも!」ってことです。
ダブル後衛は攻撃力が低く守備力が高い陣形ですよね。なので、簡単にポイントを取られることはありません。
逆に、普通に打っているだけだと簡単にディフェンスされてしまうので、こちらもなかなかポイントを取ることができません。
そこで、ダブル後衛同士の試合では、勝つために様々な工夫が必要になります。相手を崩して、コートの中にオープンスペースをなんとか作らなきゃいけない。
すると、選手が「順回転じゃないボール(逆回転・横回転のボール)や短いボールを使って見よう!」っていう発想になるんですよね。自然と。(←この「自然と」ってのが超大事)
もちろん雁行陣の前衛がやるような派手なプレーは見られないので、ダブル後衛同士の試合では、そういう面での面白さはありません。
でも、ソフトテニスの基本的なルール
- 相手コートに返球さえできればポイントを取られることはない
- 相手が2バウンドするまでに返球できなかったらポイントを取れる
を考えると、ソフトテニスというスポーツで勝つために重要な要素がダブル後衛vsダブル後衛の試合には詰まっていのでは???って思えました。
もちろん雁行陣だって相手を崩すための行動・選択が必要になります(←前衛のボレーやスマッシュ、いわゆる「2人で1本」の戦術など)。
でも、雁行陣は攻撃力が高く守備力が低い陣形なので、良くも悪くも簡単にポイントを取ることができます(すぐラリーが終了する…と言い換えてもOK)。工夫する前にポイントが決まってしまうことが多い。
もしかするとこのことが、選手の考える力がなかなか育たないことの原因なのかもしれません(←特にソフトテニスを始めたばかりの中学生段階では)。
実際、中高生ってスライスとかツイストとかショートボールを全然使わないんですよね。頑張って打つのが正義!みたいな。この点に関しては過去記事で触れましたので、ぜひあわせて読んでいただければと思います。

小学生からソフトテニスを始めた選手が強いのは、単に競技歴が長いからだけではなく、ダブル後衛vsダブル後衛の試合を経験していて頭をむっちゃ使った経験があるから…ということなのかもしれません。
※逆に、小学生からソフトテニスを始めた選手でも、中学生になってから伸び悩む選手は…(以下略)
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