ソフトテニスの指導をしていて思ったのが、「短いボールを取れない選手多すぎ!」ってこと。
短いボールが来たときに「うわっ」ってなって、走っても追いつかず、ボールが2バウンドしてしまう…
ってことが多いんですよね。身体能力が高い選手でもやらかすので、単純に脚力の問題ではないっぽいです。
そんな時に、上松俊貴選手(早稲田大3年)のシングルスの試合を見て、「あー!これこれ!短いボールを取れない選手はこの動きをやってないんだよね!」って思うところがありました。
ってことで、上松選手のプレー動画を紹介しつつ、こうやったら短いボールを取れるようになるよっていう話をしたいと思います。
【ソフトテニス】上松選手の予測と事前準備の動き
短いボールを取れるようになるためには、ズバリ「予測」と「事前準備」が重要です!
【ソフトテニスの戦術】短いボールを取れない選手がやっていない動き
この動画を見てください。
上松選手が相手の逆をつく逆クロスのボールを打ちました。
その後、さりげなく前に動いています。
なぜかというと、相手の逆をつく形になった結果、次に飛んでくるボールが短くなる確率が高くなったからです。逆をつかれて頑張って返球する時って強くて深いボールは打ちにくいですよね。
これが「予測」です。
【事実】相手の逆をついた
↓
【予測】短いボールが飛んでくる確率が高い!
んで、予測をしたうえでさらに「事前準備」をします。
前に踏ん張って、ポジションを少し前に調整。
逆をつかれた相手はギリギリでキャッチする形になっていますので、予測した通り強くて深いボールが返ってくる確率は低そうです。
ってことで、前に走る準備をしています。これが「事前準備」です。
【事実】相手の逆をついた
↓
【予測】短いボールが飛んでくる確率が高い!
↓
【事前準備】前に踏ん張ってポジションを少し前に調整
↓
【事実】相手はギリギリでキャッチする形になっている
↓
【予測】やっぱり短いボールが飛んでくる確率が高い!
↓
【事前準備】前に走る準備
この「予測」と「事前準備」をしているからこそ、短いボールを取れるわけです。逆に言うと、この「予測」と「事前準備」をしないと、短いボールは取りにくくなる。人間の反応速度ってそこまで速くないですからね。
んで、実際の試合ではこの後、浅いボールは来ませんでした。
おいおい予測が外れているじゃないか!って思うかもしれませんが、ギリギリでキャッチする形になっている場合、深く返球できたとしても強いボールで返ってくる確率は低いので問題ありません。
ギリギリでキャッチする形になっている時は
短いボールが飛んでくる確率 > 深いボールが飛んでくる確率
短いボールを打たれた時のしんどさ > 深いボールを打たれた時のしんどさ
なので、短いボールが飛んでくるパターンをよりケアして、そっちの事前準備をするわけです。
その他の「予測」「事前準備」の具体例
他にも似たような「予測」「事前準備」の具体例があるので、ぜひ見てみてください。
【ソフトテニスの戦略】上松選手の予測・ポジション取りのスゴさとバックボレーがうますぎな件について
【ソフトテニス】強い選手が短いボールを取れる理由!本倉健太郎選手の予測力【2019茨城国体】
【ソフトテニス】ボレーのコースを予測すればフォローはできる!(本倉選手の鬼フォローと鬼ショートクロス)【2019茨城国体】
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