裏Step(ソフトテニス競技者育成”裏”プログラム)というオンラインチームを運営しているのですが、
その中の内容が全くわからないのもあれだと思うので、
裏Step内に投稿している記事をたまにブログにアップしています。
https://softtennis-blog.com/ura-step-202004
ということで、今回は裏Step内に投稿した
ポーチボレーでポイントを取ったのに「ポーチボレーに行くなよ」って言われた理由
です。
▶️【199ページ目:もちおのソフトテニスノート】ポーチボレーでポイントを取ったのに「ポーチボレーに行くなよ」って言われた理由
ソフトテニス指導界一の指導・戦略を追究しています。
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— もちお🌸ソフトテニス (@softenisuke) July 11, 2020
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ポイントを取ったのに「ポーチボレーに行くなよ」って言われた
//もちおのソフトテニスノート
//2020年8月1日(土) 第199号
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こんにちは。もちおです。
今回も昨日に引き続き、ポーチボレーの話。
ポーチボレーっていうと、「ポーチボレーに積極的に行く前衛は良い前衛」「ポーチボレーに全然行かない前衛はダメな前衛」っていうのが(たぶん)一般的な考え方だと思います。
その考えが決して100%間違っているわけではないと思うし、僕もその考えを持っていた時期がありました。が、一方で「ポーチボレーに行かないのが正解」っていうこともあるよな、と思うようになりました。
そう思うようになったきっかけが、大学1年生の時の試合。ポーチボレーでポイントを取った直後に「ポーチボレーに行くなよ」って言われたんです。
今回は、大学1年生の時に僕が「ポーチボレーに行くなよ」って言われたことについて書きます。
1番手の先輩と組んだ
大学1年生の時に、なんと1番手の先輩と組むことになりました。その先輩は大学4年の超うまい前衛と組んで、早稲田とか日体とか明治とかも出場する関東学連の個人戦でベスト8に入賞するくらい(すごすぎる戦績)、ものすごくうまい人でした。
その先輩と、ある大会で初めて組むことになりました。僕はいろんな意味で緊張しつつ、テニスコートに立ったのです。
おんぶに抱っこ
その試合で、僕は完全にその先輩におんぶに抱っこの状態でした。僕はなーーーーんもできなかったので、その先輩が1人で頑張って試合をしているような状況。
ポーチボレーを決めたら
そこで、「さすがにこれじゃまずい」「自分も頑張らなきゃ」と思って、僕は意を決して正クロスのポーチボレーに行ったのです。そして見事に成功。ポイントを取ることができました。
「先輩!やりましたよ!」って心の中でドヤ〜ですよ。むちゃくちゃ嬉しかったです。
ところが先輩は、ポーチボレーでポイントを取った直後、ウキウキが隠し切れていない僕に対して
「ポーチボレーに行くなよ」
とピシャリ。「ストレート守ってくれればそれでいいから、ポーチボレー行かないで」と言ったのです。
「えええええええええええええ!!!!ポーチボレーでポイント取ったのに!ひどい!」ってその時は思いましたが、よくよく考えてみると先輩が明らかに正しかったのです。
トータルで考える
ポーチボレーで1ポイント取ったのは事実だけど、トータルで考えると本当にそれは自分たちにとってプラスなの?という話。
前衛としてなーーーーんもできない僕がポーチボレーに行くことで、その後、相手後衛は僕(前衛)の方を積極的に攻め始める可能性がある。その時に、そのアタックを止めることができるの?できないでしょ?ってこと。
ポーチボレーで(たまたま)1ポイント取ったとしても、そのお返しとしてアタックされて3ポイント失ったら、トータルでマイナスなんです。調子に乗ってまたポーチボレーに行って、ミスられても困る。
だったら、ポーチボレーには行かずにずっとストレートを守ってくれた方が、ペアとしては勝利に近づくわけです。だからこそ先輩は、ポーチボレーを決めてウキウキしている僕に対して、心を鬼にして「ポーチボレーに行くなよ」と言った。
先輩はそこまでは言いませんでしたが、試合の後に先輩の言葉を頭の中で何度もリピートしながら考えて、こういう解釈にたどりつきました。
まとめ
なぜ前衛はポーチボレーをするのか?というと、「勝つため」ですよね。
「勝つ」という目標に近づくのであればポーチボレーに行くべきだし、「勝つ」という目標から遠ざかるのであればポーチボレーに行くべきではないんです。
そこを吹っ飛ばして、「ポーチボレーに積極的に行く前衛は良い前衛」「ポーチボレーに全然行かない前衛はダメな前衛」って考えてしまうのは、浅はかでしかない。
ってことを、先輩は教えてくれた。そんな出来事でした。
今日は以上です!ではでは。
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