//もちおのソフトテニスノート
//2021年1月3日(日) 第354号
——————————————-
前衛が激しく守り側にポジション取りしてしまう…
もっと中に立ってほしいのに!
って思うことってありますよね。普段から選手のことをよく見ている指導者や、後輩の面倒を見ている先輩は特に。
ってことで、今日は前衛のポジション取りについて深掘りして考えて見ようと思います。
前衛のポジション取りの基本(と言われるもの)

前衛のポジション取りの基本としてよく言われるのが、「相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線上に立つ」ってやつ。僕もこれが基本原則だと思っています。

これが相手後衛が打ってくる範囲だとすると、

「相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線上に立つ」ことで、前衛と後衛で守備範囲がほぼ半々になるわけです。(すごくざっくりとした説明ですが。。。実際には半々じゃないです。)
ちなみに、この基本原則についてはこちらのブログ記事で解説していますので、もしよかったら読んでみてください。
https://softtennis-blog.com/forward-position-2020
あと動画でもいろいろまとめてあります。ぜひ。
ただ!これだけだと「こうだからこうなの!とにかくこうなの!」って域を出ていない!
ってことで、もうちょっと考えてみます。
そもそも、なんで「前衛」なるものが存在するのでしょうか?言い換えると、そもそもなんで前に立つのか?です。
前に立つ理由
一言で言うと、「リターンを得るため」だと思います。ここで言う「リターン」は、ハイリスクハイリターンとか言う時のリターンのことです。
ネットに近いところで打つ
→角度をつけたり素早くボールを2バウンドさせたりすることができる
→ポイントを取りやすくなる(=前衛をやることによるリターン!)
→ただ立つだけでも、相手がプレッシャーを感じてミスをしやすくなる(=前衛をやることによるリターン!)
って感じ。
当たり前のことをドヤ顔で言っていますが、ここを認識するのはすごく大事なことだと思っています。ダブルスにおいて必ずしも前衛をやる必要はないわけなので。
「ソフトテニスの基本はダブルスで、前衛と後衛で役割分担をするんだ!」ってのはただの固定観念だし、「前衛がいると見てて面白いから雁行陣がいい!」ってのはただの感情論です。楽しむためにプレーするならそれでいいと思いますが、勝利を目指すのであれば、なんで前衛っていうポジションが存在しているのか?を自分なりに考えるべきだと思っています。(でも、ソフトテニス本をいくつか読んでみても、前衛っていうポジションがあたかも当然のように書かれていたりするんですよね)
わざわざネット前に立って前衛という役割を果たすのは、そのことによって「リターンを得るため」だ!
ってのが僕の考え。もちろん、リスクと引き換えに、です。
何を目的にネット前に立ってるの?
だから、前衛は常に「どんなリターンを得るために(=どんな目的で)そこにポジション取りをしているの?」って問われるべき。
つまり、
打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線上に立つ目的は?
っていう質問に答える努力をしなきゃいけないし、
守り側にポジション取りをする目的は?抜かれないようにするため?それは理解できるけど、だったらベースラインに下がればいいでしょ?そもそもどんな目的でネット前に立ってるの?
って聞かれた時にロジカルに答えられるようにならなきゃいけないってこと。
…て、ドヤ顔で書いてますが、僕自身こんな質問を投げかけられたらビビってちびっちゃいます。むずーーーーー。
ってことで、明日また続きを書いて自分の思考を整理したいと思います。じゃ、またねー!
ソフトテニス初心者指導本
各画像をクリックするとAmazonの詳細ページに移動します。
【ソフトテニス初心者指導本(3部作)】



すべてKindle Unlimitedでお読みいただけます。アマゾンの電子書籍サブスクサービスであるKindle Unlimitedを(1ヶ月でも)ご利用いただく方がお得です!
↓
ソフトテニス戦略・戦術本
各画像をクリックするとAmazonの詳細ページに移動します。
【ソフトテニス戦略・戦術本(3部作)】



すべてKindle Unlimitedでお読みいただけます。アマゾンの電子書籍サブスクサービスであるKindle Unlimitedを(1ヶ月でも)ご利用いただく方がお得です!
↓
YouTubeチャンネル

グッズ