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【143ページ目】「打点に入るのが遅い」の対処法

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//もちおのソフトテニスノート

//2020年6月6日(土) 第143号

——————————————-

今までたくさんの中学生を見てきましたが、わりとスムーズに打点に入れる選手と、フリーズしてしまう選手に分かれると思っています。

フリーズしてしまう選手とは

相手が打ったボールが飛んできて、一瞬「….」ってフリーズして、相手のボールがネットを越えてから動き始める

→余裕をもって打点に入れない

 

で、フリーズしてしまう選手の克服法がいまだによくわかっていません。「どうしたもんか」と困っています。

今回は、「打点に入るのが遅い」の対処法について、自分なりに考えたことを書きます。

 

 

ボールの落下地点を予測する

今のところ、こういう仮説を立てています。

 

【仮説】「打点に入るのが遅い」選手は、ボールの落下地点を十分に予測できていない。

 

大学生の頃の僕は、日本一を獲ったことがあるコーチから口すっぱく「すばやく落下地点を予測しろ!」って言われていました。

確かに、相手が打ったボールの落下地点をすばやく正確に予測できれば、動き始めるのも早くなるし、最短距離で移動することができるはずです。

 

 

じゃあ、どうやってボールの落下地点を予測するのか?です。

 

整理してみたところ、ボールの落下地点を予測するタイミングは、大きく分けると4回あるのかなーと思いました。

 

 

ボールの落下地点を予測するタイミング

予測①

【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法
  • いつ:自分がボールを打って、相手が動いている時点
  • 根拠:打ったコースと、相手との距離感(余裕があるか?)

 

予測②

【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法
  • いつ:相手が打ち始める時点
  • 根拠:相手の体勢(打ち方)

 

予測③

【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法
  • いつ:相手がボールを打った直後(ボールがネットを越えるまでの間)
  • 根拠:ボールの軌道と勢い

 

予測④

【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法
  • いつ:相手のボールがネットを越えた後
  • 根拠:ボールの軌道と勢い

 

少しくわしく説明します。

 

 

予測①

  • いつ:自分がボールを打って、相手が動いている時点
  • 根拠:打ったコースと、相手との距離感(余裕があるか?)
【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法 【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法

自分がボールを打った時点で、「次に相手はどこから打ってくるか?」を予測して、「ボールが飛んでくる確率が高い範囲」を頭の中でイメージします。で、ポジションを微調整。

 

例えば、チャンスボールを打っちゃった時にササッと少し後ろに構える、あの動きがそうですね。そういう動きを、チャンスボールを打った時に限らず、あらゆる場面で行う。

 

たぶんほとんどの選手が無意識にやることだと思いますが、「無意識でやっている」か「無意識のままやっていない」かで、打点に入るスピードが変わってくるのかなーと思っています。

 

 

 

 

予測②

  • いつ:相手が打ち始める時点
  • 根拠:相手の体勢(打ち方)
【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法

 

相手が打つ時に、体勢が崩れていたりしたら「甘いボールが返ってくるかも」って予測して、体重を前にかけて浅いボールに対する準備をします。

 

https://softtennis-blog.com/softtennis-preparation-short

 

 

予測③

  • いつ:相手がボールを打った直後(ボールがネットを越えるまでの間)
  • 根拠:ボールの軌道と勢い
【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法

相手が打ったボールの弾道を見て、「たぶんここらへんにバウンドするだろうな」って予測して、移動し始めます。

 

 

予測④

  • いつ:相手のボールがネットを越えた後
  • 根拠:ボールの軌道と勢い
【143ページ目:もちおのソフトテニスノート】「打点に入るのが遅い」の対処法

相手が打ったボールの弾道を見て、「やっぱりここらへんか」って修正して、フットワークを微調整します。

 

 

打点に入るのが遅い選手

「打点に入るのが遅い」選手は、予測④しか十分にできていないのかもしれません。

「相手の体勢が崩れているんだから、短いボールが来る確率が高いでしょ!」って思う場面でも、「打点に入るのが遅い」選手はベースラインの後ろでジーっと待っていたりするんですよね。(①と②は不十分)

 

また、相手が打つ前の予測(①②)だけでなく、相手が打った後の予測(③)も足りない感じ。

 

 

って、整理して言語化してみたところ、なんとなく原因は見えてきたように思うんですけど、じゃあ「具体的にどうやって」克服するのか?がまだわからんのです。

試行錯誤してみます。

 

今日は以上です!ではでは。

 

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