//もちおのソフトテニスノート
//2021年4月21日(水) 第462号
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4月になり、初心者指導の時期になりました。
初心者の練習で後回しになりがちなのがハイボレー。今回はハイボレー練習についてです。
ハイボレー練習
【目的】
- ラケットの動かし方・足の動かし方の習得
【やり方】


球出しが、打つ人のフォア側・バック側に交互にボールを出します。
そのボールを、打つ人はフォア・バックともに引っ張りのコースにハイボレーします。
【注意点】
①2歩で取りに行く
- フォアハイボレーの場合は、左足→右足
- バックハイボレーの場合は、右足→左足
の2歩で取りに行きます(右利きの場合)。
2歩目(フォア:右足 / バック:左足)で膝を曲げていわゆるタメを作り、膝の曲げ伸ばしによって(→床半力を利用して)「前へのエネルギー」を生み出し、ボールを打ちます。
ボールを打ったら、元の位置まで戻ります。
ハイボレーの注意点
ハイボレーの注意点を、初心者がやりがちなミスと合わせて説明します。
①グリップを肩より上に持ってきてテイクバックする

ラケットを引く時は、グリップ(手のひら)が自分の肩よりも上にくるように意識すると良いと思います。
ラケットを上に構えることで、自然と「上から下」のスイングになってボールを地面に叩きつけやすくなります。

初心者の選手がやりがちなのが、低いテイクバックです。
グリップ(手のひら)を自分の肩と同じくらいの高さに構えてしまって、その結果、スイングが「上から下」ではなく「横」になりがち。
ネットに近いところで「横」のスイングをしてしまうと、当然、ボールはアウトしやすくなります(ベースラインまでの距離が短いので)。ハイボレーで低いテイクバックをするのは良くないです。
僕が中学生の時、選手としても指導者としても実績のある顧問の先生に「グリップエンドを相手に見せるようにしてテイクバックすると良いよ」っていうアドバイスをもらったのですが、このアドバイスがかなりわかりやすかったです。
グリップエンドを相手に見せるようにラケットを引く意識を持つと、(おそらく)自然とグリップが肩よりも高い位置に来るテイクバックになるはずです。この形ができれば、あとはそこからラケットを振り下ろせばOKです。
②テイクバックと膝のタメを同時に行う
テイクバックと膝のタメ(フォア:右足 / バック:左足)を同時に行うようにすると良いと思います。ストロークでいう「1の構え」をハイボレーでも意識します(「1の構え」について、くわしくはこちらで書きました)。

初心者の選手は、膝を曲げてタメを作ってからラケットを引きがちです。これだと打つまでに2テンポ必要になってしまって、振り遅れやすくなってしまいます。
実際、ハイボレーで振り遅れてバックアウトしまくる選手は、たいていテイクバックが遅いです(←タメを作ってからテイクバックしている)。
ボールを地面に叩きつけられるようにするために、テイクバックと膝のタメを同時に行う!という意識がとても重要です。
今日は以上です!じゃ、またねー。
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