//もちおのソフトテニスノート
//2022年5月22日(日) 第625号
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全日本シングルスで優勝した上松選手を見て思ったこと
打点への移動がうまい
このプレーに上松選手のうまさが詰まっていると思っているんですけど、打点への移動がむちゃくちゃうまくないですか?
①1球目のストレートレシーブに対する打点への移動
「この移動ルートしかない!」って思える絶妙なルートで動いていますよね。斜め後ろに動いているので、必ずしも最短距離で移動しているわけではありません。
おそらく、相手のボールのスピードやバウンド後の伸びを予測して、「最短距離でボールに移動すると間に合わない」と一瞬で判断したはず。そこで、斜め後ろに移動するルートを選択。その結果、ちょうどいい打点に入ることができています。
この移動ルートの選択(おそらく無意識の判断)が適切だからこそ、上松選手は広い範囲のボールを取ることができるのでしょう。上松選手のプレーを見ていると、ついついボールの威力やコントロールの良さに目を奪われてしまいますが、打点への移動テクニックこそ、僕たちみたいな凡人がマネするべきところだと思っています。
②中本選手のバックボレーに対する打点への移動
これもすごいです。今度は最短距離で打点へ移動しています。
ストレートにできたオープンスペースを相手に消されないように、最短距離で打点に移動し、高い打点でタイミング早く打っています。
中学生はこれができない
中学生は、この打点への移動がうまくできないんですよね。斜め前・斜め後ろへのルート選択が下手。だからタイミングが遅くなるし、相手にエースを決められてしまう。
で、思うのは、
「打点への移動」に焦点を当てた中学生(初心者)向けの練習メニューってあまり確立されていないよな…ってこと。乱打とか試合とかの中で自然に身につくものとされているような感じがします。だからこそ、打点への移動がうまい人はどんどん上達していくけど、打点への移動の概念が全然理解できていない人はずっと下手なまま…的な。
「打点への移動」に焦点を当てた練習メニューが開発されてもいいですよね!?もっと研究されて然るべきですよね!?そこらへんのノウハウをもっている人っていないんですかね???…誰か開発お願いします(笑)←他力本願
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