//もちおのソフトテニスノート
//2021年6月17日(木) 第519号
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こんにちは。今日は、打点の使い分けについて書いた過去のメルマガ記事を加筆修正しながら再掲させてもらいます!
ミスの8割は準備の遅れ
文大杉並高校の元監督で、先日逝去された野口英一さんが「ミスの8割は準備の遅れが原因」と言っていたように、ソフトテニスのミスは「早すぎてミス」するよりも「遅すぎてミス」することの方が圧倒的に多いです。振り遅れたり、ボールに追いつかなかったり、などなど。
となると、
- 相手の余裕を奪うような(相手の準備が間に合わないような)ボールを打てればミスを誘うことができるし、
- 打点を遅らせて余裕を生み出すことでミスを減らすことができる
はずです。
守備のためにオープンスタンスを身につける
2つ目の「打点を遅らせて余裕を生み出すことでミスを減らすことができる」に関して言うと、打点を後ろにしやすい(打点が後ろになってもある程度大丈夫な)オープンスタンスは、守備に向いていると思っています。
相手が速いボールを打ってきた時や、相手前衛が出てきそうな時に、オープンスタンスで打点を後ろに取ることでディフェンスがしやすくなるはずだからです。
もちろん、手出しの1本打ちみたいに遅いボールの時はクローズドスタンスでも全く問題がないわけです。
が、乱打になったら振り遅れが多くなる選手は、たいてい速いボールに対してクローズドスタンスで打点を前にして打とうと頑張っていることが多いという印象。
ミスを減らすためには(←これはソフトテニスで勝つうえで、攻撃よりも重要なことですが)、オープンスタンスを習得して、打点を後ろにできる技術を持っておくことが必要だと僕は思っています。
※「攻撃の時はクローズド、守備の時はオープン」っていう使い分けをすると、相手前衛に簡単に読まれてしまうので、オープンでも攻撃できるようにする必要がある。
攻撃のためにテンポを使い分ける
次に1つ目の「相手の余裕を奪うような(相手の準備が間に合わないような)ボールを打てればミスを誘うことができる」に関して。
これに関しては、テンポを使い分けることが重要だと思います。
使い分けるというよりは、早いテンポ(高い打点、もしくはライジング)で打てるようにするということです。相手が戻る前に(準備する前に)ボールを打つことができれば、相手を遅れさせることができるので、そのボールは攻撃になるわけです。
早いテンポで打とうとすれば、相手前衛は早いタイミングで動いてくれるようになるので(そうじゃないと間に合わないから)、ミドルが空きやすくなって、ミドル割りしやすくもなるわけです。
だいぶ長い動画ですが、驚異的に早いテンポで打っている林田リコ選手のプレーが参考になります。
まとめ
つまり、まとめると、
- 早いテンポで打つことで、攻撃になる
- 遅いテンポで打つことで、守備になる
ということです。
打点を使い分けられるようになることが、勝利への近道。
自分が打ちやすい打点で打つのは気持ち良いけど、それが必ずしも相手にとって嫌なボールになるとは限らないんですよね。
(逆もあるけど。早いテンポで打ったところで、相手にとって嫌なボールにならないこともある。このあたりが難しいところで、どうやってテンポを使い分けるか?に、その選手の個性が出る)
今日は以上です!じゃ、またねー!!
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