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【ソフトテニス】柔らかいラケットより硬いラケットの方がボールは飛ぶ

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【ソフトテニス】柔らかいラケットより硬いラケットの方がボールは飛ぶ今回は裏Step内に投稿した

硬いラケットの方がボールは飛ぶんだよ

という話です。

▶️【132ページ目:もちおのソフトテニスノート】硬いラケットの方がボールは飛ぶんだよ

 

 

【ソフトテニス】硬いラケットの方がボールは飛ぶんだよ

 

//もちおのソフトテニスノート

//2020年5月26日(火) 第132号

——————————————-

こんにちは。もちおです。

今回は、ラケットの硬さについてです。

 

YONEXのF-LASER 9シリーズが新デザインになって話題になっています。

 

 

 

F-LASER 9シリーズといえば、「硬いラケット」に分類されるわけですが、

「硬いラケットは飛ばない」っていう(よく聞く)あれって本当なのかな?って疑問に思っています。

 

物理的に考えたら、硬いラケットの方が飛びますよね?

 

 

よく聞くラケットの話

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「初心者は柔らかいラケットの方が良い。柔らかいラケットは、しなってボールが飛びやすくなるから。」

っていう話、よく聞きますよね。

 

「硬いラケットはボールが飛ばないから、力がある人しか使えない」っていう話とか。

 

僕自身もそう教わったし、僕自身もそう教えてきました。

 

  • 柔らかいラケット=初心者用
  • 硬いラケット=上級者用

っていう構図がソフトテニス界の常識になっています。

 

 

よく考えると、意味がわからない

林田リコ選手の画像

でも、よくよく考えるとおかしくないですか。

 

「なんで船水颯人選手や林田リコ選手は硬いラケットを使っているの?柔らかいラケットの方がボールが飛びやすいんだったら、上級者だって柔らかいラケットを使った方が良いじゃん

っていう。

 

僕も「いやいや、彼らはボールが飛びすぎるから、飛びすぎてアウトしないようにするために硬いラケットを使っているんだよ」って思っていたんですけど、

よく考えたら、彼らだって毎回ベースライン付近にボールを打ってるわけじゃないし、浅いボールになっちゃったりしている。

 

「いやいや、柔らかいラケットは”しなる”から、トランポリンみたいになってボールがビヨーンって、飛ぶんだよ」っていう意見もあるけど、

「だったらなんでプロ野球は金属バット禁止なの?」っていう。

 

 

野球の画像

硬い金属バットの方がボールが飛びますよね。

プロ野球だと、「ボールが速くなりすぎて(飛びすぎて)危険&ゲームバランスが崩れる」っていうことで、金属バットは使えず木製バットを使うことになっているくらいです。

 

硬い方がボールって飛ぶんですよ。

 

柔らかいラケットって、本当にトランポリンみたいにビヨーンってしなって復元するんですかね?

インパクトの瞬間って、一瞬なのに。

 

 

トランポリンの画像

トランポリンはわりと接触時間が長いので、ビヨーンって復元する力で体が押し出されるのはイメージできますが、ソフトテニスのインパクト(接触時間)は一瞬ですよ。

それに、トランポリンと違ってラケットにはバネが仕込んであるわけでもありません。

 

よくよく考えると、

「柔らかいラケットは、しなってボールが飛びやすくなる」

「硬いラケットはボールが飛ばない」

っていう話は、むちゃくちゃ怪しいことに気付きます。

 

 

そして、1本シャフトが消滅したことも、「むちゃくちゃ怪しいぞ」っていう疑惑をサポートしてくれます。

しなるラケットの方がボールが飛ぶんだったら、「しなるラケット」である1本シャフトがなぜ開発されなくなっちゃったんでしょうか

 

あと、「1本シャフトはしなる分、コントロールが難しい」っていう話もよく聞きましたが、インパクトの一瞬の間に”しなり”が復元するのであれば、”ズレ”は感じにくいはず

 

ん?

  • 「しなるラケット」は一瞬で”しなり”が復元してトランポリンのようにボールを押し出すから、ボールが飛びやすい
  • 1本シャフトは”しなり”が生まれる分、コントロールが難しい

この2つって、両立するんですかね?

 

「柔らかいラケットは、しなってボールが飛びやすくなる」っていう説は、むちゃくちゃ怪しいです。

 

 

硬いラケットの方が飛ぶ

ソフトテニスのスパッツの画像

っていうか、物理的に考えたら、硬いラケットの方が飛ぶはずなんです。

 

“しなり”って、物理的にはエネルギーロスですよね。

その”しなり”が小さい硬いラケットの方が、スイングのエネルギーをロスすることなくボールに伝えることができるはず。

 

つまり、硬いラケットの方がボールは飛ぶってことです。

(だから、船水颯人選手も林田リコ選手も、硬いラケットを使っているはず)

 

 

こう考えると、

  • 「初心者は柔らかいラケットの方が良い。柔らかいラケットは、しなってボールが飛びやすくなるから。」
  • 「硬いラケットはボールが飛ばないから、力がある人しか使えない」

っていう(よく聞く)話は、間違いなんじゃないのかな、と。

 

むしろ、

柔らかいラケット エネルギーロスが生まれて(しなって)ボールが飛びにくい
硬いラケット エネルギーロスが生まれにくく(しなりにくく)ボールが飛びやすい

なんじゃないですかね。

 

 

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じゃあ、「柔らかいラケットの方がボールが飛ぶ」っていう常識や経験則は一体何なんでしょう?

ここが、イマイチ説明しきれていないところです。

誰か知ってたら教えてください。

 

今日は以上です!ではでは。

 

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POSTED COMMENT

  1. ハム より:

    はじめまして。
    先日ジオブレイク80Gを購入し、改めて一本シャフトについて調べていたところ、こちらのブログに辿りつきました。興味深い内容だったので、コメントさせていただきます。かなりの長文になってしまい申し訳ないです(^_ ^;)

    しなる=パワーロス
    硬い=力が効率よく伝わる
    この解釈に同意します。金属バットの例えは分かりやすく、納得できました。軟式野球と硬式野球を比べてもやはり硬いボールを使用している硬式野球の方が飛距離が出ますしね。
    ではなぜソフトテニスにおいてこの解釈が一般化しないのか。その要因のひとつとして、ラケットの重量が大きく関わっていると考えます。

    現状、
    硬いラケット=上級者向け
    それに加えて上級者はパワーがあるため「重く」作られている。
    柔らかいラケット=初級者用
    パワーが弱いため「軽く」作られている。

    この常識が、硬さによるボールの飛びの影響の真実を曇らせているのではないでしょうか。

    ボールの飛びに影響する要素として、
    ・硬さ
    ・重量
    ・バランスポイント
    ・長さ、フレームの形状
    ・ガット
    ・グリップ
    ・スイングスピード
    ・スイングする際の空気抵抗
    ざっとこれらが思いつきます。

    そこで、ラケットの硬さが及ぼすボールの飛距離を正しく比較するためには、硬さ以外の上記の要素が同様のラケットを用意しなければ正確に比較ができませんよね。(それらの要素をクリアしながら硬さの異なる素材の開発が実現できるのかは置いておいて)
    そして、その条件でボールの飛距離を比較した場合、おそらく硬いラケットの方が飛距離が出ると考えます。

    繰り返しになりますが、硬いラケットは重く作られ、必然的に上級者向け。柔らかいラケットは軽く、初心者向けに作られているということ。裏返せば、硬くて軽いラケット、重くて柔らかいラケットは開発されていないということです。
    というか、硬い=重くなってしまう。柔らかい=軽くなるということではないかと。
    硬さって要は質量が高いかどうか、ぎっしり詰まっているかどうかですよね?もしくは同じ素材を使用しているが、その厚みを変えることで硬くするか。

    つまり、初心者が柔らかいラケットを使う理屈は、パワーがないから軽いラケットを使うしかなく、軽いラケットは質量が低いから柔らかくなるということ。
    初心者が軽いラケットを使って「飛ぶ!」と感じているのは柔らかいからではなく、軽くてスイングスピードが速くなるから飛距離が稼げるという要素が大きいと思います。
    初心者に最も適したラケットは、パワーが弱くてもしっかり振ることができるくらいの重量で、しならない硬いラケットということになるのではないでしょうか。
    ただそんなラケットありえるのでしょうか?「硬くて軽い」を両立した素材ってまだないんじゃないかなぁと思います。

    上級者においても、適切な重量としならない硬さ(パワーロスしない)を備えると最も飛ぶ、スピードが出るラケットになるということになります。
    だから初心者上級者問わず、硬くてそれぞれのスイングスピードに合った丁度良い重量のラケットが最も飛ぶ。つまり速い球が打てるってことでしょうか。
    これが硬い=飛ぶの証明になっていれば嬉しいです(笑)

    あとは「しなり」についての話題ですが、以前ラケットについて調べていたところ、しなりの復元はボールの送り出しに追いつかないという記事を読んだことがあります。つまりボールがガットから離れるまではしなったままということです。
    これが事実であるとすれば、ラケット開発各社が売りにしている「しなり」「たわみ」「くわえこむ」みたいなうたい文句はただ単にパワーロスを生んでいるということになります。

    使用したことがある方なら分かると思いますが、一本シャフト特有のしなりは「グッと」「ボコッと」ボールを捉える特徴的な感覚があります。
    打っている手応えというか、ボールとガットが接地して掴んでいる感触が二本シャフトよりも顕著に感じられます。後衛の方はあの感触が快感で一本シャフトを使用するという場合も多々あるのではないかと思います。
    ただ、しなったラケットが復元するスピードはボールの送り出しに追いつかないとすると、球速に関して錯覚を起こしていると言えます。スピードが出ているのではなく、あの芯で捉えた時のしなる感触が心地良いだけです。
    例えばスマッシュを打つときに、二本シャフトと一本シャフトでスピードを比較すると、確実に二本シャフトの方が速いと答える方が多いと思います。それは二本シャフトのほうが硬いからです。
    一本シャフトに比べて二本シャフトの方がスピードが出る。そこに面安定性の差も加わり、しなる分ぼやけた打球感になりコントロール性も低いということ。一本シャフトが淘汰されたのは必然と考えられますよね。硬式テニスのラケットもボールの違いはあれど一本シャフトは現在製造されていませんし。

    80Gを買った身として、書いていて悲しくなってきました(笑)
    一本シャフトのメリットを考えましたが、
    ・しっかりとしたスイングスピードで振らないとしならない、また芯で捉えなければ面がブレるため、技術の向上が期待できる。
    ・しなることで相手のシュートボールに対する衝撃吸収があり肘に優しい(芯を外すと振動を余計に受けそうですが・・)
    ・フレームの形状上、振り切りやすい気がする。
    くらいしか思いつきませんでした。

    ただ、もしも今後しなった後の復元力が強く、ボールを押し出してくれる夢みたいな素材が開発されれば一本シャフトの復活もありえるんでしょうか?
    でもしなるってことは柔らかいということで、復元力が強いってことは元に戻ろうとする力が強いので硬い素材と言えそうです。柔らかくて硬いって矛盾してますよね(笑)
    そしてその素材は二本シャフトにも採用されるはずなので復活はならない気が…。

    つらつら書いてきましたが、素人の自分が考えているほどそう簡単な話ではなくて、複雑な要素が絡み合いながら色々なバランスを考慮して各社がラケットを開発をしているはずです。現代のラケットはきっと理にかなっているんでしょう。

    あとは全く別の話題になってしまいますが、重い球っていうのも疑わしいなぁと昔から感じています。
    速い球、遅い球というのは明確にあります。
    でもボールってスピードと回転数、回転の向き、進行する角度は無数にあれど、ボール自体の重さは一定です。
    考えるに、重い球のカラクリって、バウンドした後に打点が合わせ辛い球のことで、スイートスポットでミートし辛いってことだと考えています。要は予測しているより伸びてきたり、失速する球のことです。
    なので細かいことですが、重い球というよりバウンド後に伸びる球、失速する球が正しい表現かなぁなんて思います(笑)

    長文失礼致しました(^^;)
    読んでいただいてありがとうございました(^^)

  2. パオズ より:

    遅レスかもですが、コメントさせて頂きます。

    私は特定の条件下では、しなるラケットの方がボールが飛ぶと考えています。
    その条件とは、しなるラケットに合わせたスイングと、体の前でインパクトすること、また、重い球を打ち返す際にはラケット自体(特にヘッド側)にも重さが必要になるということです。

    野球の話をされていますが、野球のボールは重いので、木製バットの場合インパクトの瞬間にバットがたわんで、かなりのエネルギーロスが発生しています。(プロ野球のバッターのインパクトの瞬間の超スロー映像を見て頂くとよくわかります。)
    金属バットだとそのたわみが抑えられる分、ボールが飛びますし、金属バットの重さも手助けします。
    木製バットが飛ばないのは、その僅かなしなりによって得られるエネルギーよりも、インパクト時に吸収されるエネルギーの方が大きいからでしょうね。

    ソフトテニスはボールが軽いので、しなりの反発によって得られるエネルギーが、たわみで発生するエネルギーロスを上回ると思います。前述の条件が揃っていることが前提ですが、感覚的にそう感じています。

    ゴルフのドライバーなんかその典型ではないでしょうか。アイアンやパターのシャフトは固いのにドライバーが柔らかいのは、ドライバーには飛距離が求められ、しなりを利用してボールを飛ばすことができるからです。
    しなり=エネルギーロス、ではないと言えるかと思います。

    ただ、そのためには、仰られているように「インパクトの一瞬の間に”しなり”が復元する」というのが必要になりますね。
    まず、しならせるために大きくテイクバックする必要があります。そしてしなりが反発しているタイミングでインパクトするために、インパクトは体の前である必要があります。(細かいラケットや体の使い方諸々ありますが、なんとなくお分かりかと思うので割愛します。)
    それらができていない場合は、仰られるようにエネルギーロスが発生し、柔らかいラケットの方が飛ぶという理論は成り立たないです。
    しなりの復元は一瞬かもしれませんが、スイングとインパクトの場所を体に覚えさせれば、毎日プレーしている学生さんなんかにとっては、そのタイミングで打つことは難しいことではないです。

    >「初心者は柔らかいラケットの方が良い。柔らかいラケットは、しなってボールが飛びやすくなるから。」っていう(よく聞く)話は、間違いなんじゃないのかな、と。
    私も間違いだと思います。初心者はフレームが厚く(つまり硬く)て面の大きいラケットに柔らかいガットを合わせるのが一番飛ばせると思います。
    柔らかいフレームには衝撃吸収というメリットはあると思いますが、そこそこ慣れないと飛びやすくなるということはないと思います。

    1本シャフトが衰退したのは、現代ソフトテニスにおいて後衛にも前衛のプレーが求められることが多くなったこと、素材の進化で2本シャフトでも飛ぶラケットが開発できるようになったからだそうです。
    1本シャフトの操作性の悪さというデメリットの方が大きくなったという判断ですね。
    確かに、1本シャフトを使っていては、最近のトップ選手達の様なプレーはできないだろうと思います。
    ただ、それは1本シャフト(柔らかいラケット)が飛ばないという事ではないです。

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