【512ページ目】College Open 2021について思うこと【もちおのソフトテニスノート】

//もちおのソフトテニスノート

//2021年6月10日（木）第512号

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こんにちは。先日、軟庭堂.comさんがTwitterで発表した「College Open 2021」について、僕が思ったことについて書こうと思います。

College Open 2021

2021年7月11日（日）に奈良県で行われる大学生男女対象の大会（日帰り・宿泊無し）がCollege Open 2021です。

7月11日(日)
奈良県明日香庭球場(24面)にて、大学生男女対象の大会、
College Open2021を開催致します。日曜日に大会要項、注意事項をお知らせします。
なお、参加規定は日帰り、宿泊無し(駐車場160台)です。
ご連絡できる大学にはご案内も送らせて頂きますが、お友達にお知らせ下さいね。 pic.twitter.com/obsDqHEQrq

— 軟庭堂 / NANTEIDOU (@nanteidou2020) June 4, 2021

西日本インカレの中止を受けて、「学生のために動こう」という思いで開催することになった大会とのことです。College Open運営スタッフは「苦渋の決断による西日本インカレの中止連絡。関西はリーグ戦も行われていません。コロナ禍で改めて仲間やソフトテニスの価値について考えた学生達の想いを切らせたくはない。私達はそう考え、何かできることはないかと話し合い、この度、〜true pride SOFTTENNIS〜【College Open 2021】を企画しました。」と綴っています。

僕はこの告知を見て、運営の方々の優しさに敬意を表する一方で、同時に違和感も感じています。これが僕の正直な思いです。

なぜ違和感を感じているのかというと、この企画が「大人が一方的に作ったもの」であると思ったからです。

僕は去年から違和感を感じていました。コロナの影響で大会の中止が相次ぐ中で、「子供達のために大会をやらせてあげよう！」という動きが大人達の間で起こったことに対する違和感です。子供自身が「大会をやりたいから、大会を企画しよう！」と思って動いたのであれば良いのですが、そういう動きは見られず（Twitter等で嘆いている中高生はたくさんいましたが、「自分達で大会を企画しよう！」という呼びかけをしている中高生は僕の知る限りゼロでした）、大人が勝手に・一方的に「子供達のために」という思いで動き、代替大会を開催していました。

もちろん大人が大会開催に向けて動いてくれたことに対して、うれしいと思った子供もたくさんいたはずです。大会ができることに喜びを感じた子供もたくさんいたはずです。ですが、本当に「子供のため」を思うのであれば、「子供自身がどうしたいと思っているか？」が真っ先に問われるべきです。

大会の運営には多大な労力がかかります。お金もかかります。労力やお金がかかってでも、「代替大会をやりたい」と子供達自身が思っていたのでしょうか。僕は疑問です。「労力やお金がかかってでも代替大会をやりたい」と考えていたのは大人（それもごく一部の大人）だけだったのではないでしょうか。

もし代替大会を開催するのであれば、大人は代替大会開催には労力・お金がかかることを子供に理解させたうえで、子供自身が代替大会を企画・運営することのサポートに回るべきだと僕は思っています。それが本当の「子供のため」を思う、ということだと思います。

とはいえ、小中学生が自分たちで代替大会を企画・運営するのが難しいこともわかっています。だから、小学生や中学生の代替大会に対しては、違和感を感じつつも「まあ大人がやってあげるしかないのかな」とも思います。

ですが、College Open 2021の対象は大学生です。大学生に対しても「大人がやってあげる」必要があるのでしょうか。もちろん、大会開催を嬉しいと思う大学生はいると思います。だから大会自体に意義がないとは思いません。が、College Open運営スタッフの「大学生のために」「大人がやってあげる」という姿勢は、大学生を子供扱いしすぎです。はっきり言って、この大会は「大学生のために」やってあげている「自分のための」大会に思えてならないのです。

「大学生のために」「大人がやってあげる」ことは「大学生のために」ならない、これが僕の考えです。大人がやるべきことは「見守る」ことであって、「子供の代わりにやってあげる」ことではありません。

以上です。じゃ、またね

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