//もちおのソフトテニスノート
//2021年12月7日(火) 第585号
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前衛のポジションの微調整について。
これを教えるのが本当に難しい…。僕の経験上、”すぐに”わかってくれる選手と、なかなか理解できない選手とに真っ二つに分かれます。。
タップできる目次
前衛のポジションの基本

相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線上に立つ
というのが、前衛のポジション取りの基本。
このポジション取りの基本(なんでこのようにポジション取りをするのか?)がわかっていないと、この後の微調整の話がまったく理解できません。
理由について、くわしくはこちらの記事で。

ここからは、ポジション取りの基本について理解している前提で話をします。
。。。
相手に余裕を持って打たれないようにするために、自分たちはボールをいろんな場所に散らして打ちますよね。
なので、相手は移動して打つことになり、その動きにともなって「相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線」も移動します。
よって、相手の移動に合わせて(=こちらが打ったボールのコースに合わせて)、前衛もポジションを微調整する必要が生じます。
前衛のポジションの微調整
正クロス展開で考えると、、、
相手後衛の真正面にボールを打った場合

→相手後衛は移動しないので、「相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線」も移動しない
→よって、ポジションの微調整は不要
サイドにボールを打った場合

→相手後衛はコートの端に移動するので、「相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線」も端に少し移動する
→ポジションを外側に微調整する
センターにボールを打った場合

→相手後衛はコートの中央に移動するので、「相手の打点と自分のコートのセンターマークを結んだ線」も中央に少し移動する
→ポジションを中央側に微調整する
ここではわかりやすくするために3つに分けましたが、、、
実際には相手後衛がほんの少しだけ移動する場合もあります(っていうかそういう場合の方が多い)。その場合は、前衛はポジションをほんの少し微調整します。この細かい微調整ができるかどうか…なんですよねー。
ポジションを微調整した後は「静止」「観察」
ポジションを微調整した後は、
- 動きを止めて(静止)
- 相手をよく見ます(観察)。
ポジションを調整した後に静止せず、そのままの流れで動いてしまうと、相手後衛に動きがバレてしまうので。
「静止・観察する時間を長く取るために素早くポジション取りをするんだ!」って東京女子体育大学のOGコーチに何度も何度も何度も何度も言われました。
難しい技術ですけど、意識している人とそうでない人の差は歴然。その人の意識レベルは、動きを見ればすぐにわかります。
中学生の誤解
一緒に練習をしている中学生は「自分が取りに行きたい方にポジションを微調整するんですよね?」という誤解をしていました。
これは違う。前衛のポジション取りに自分の欲求は関係ありません。相手ありきです。
ポーチボレーに行ったりディフェンスをしに行ったり…っていう「判断」は、ポジションを微調整して「静止」「観察」した後の話。
この誤解を解くための練習メニューは次回書きます。
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