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【570ページ目】ダブル前衛の考え方【もちおのソフトテニスノート】

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//もちおのソフトテニスノート

//2021年10月24日(日) 第570号

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「ダブル前衛の基本的なポジション取りや考え方など、教えていただきたいです」

っていうリクエストをいただいたので、僕の考えをまとめます!

※僕自身は大学時代にちょろっとダブル前衛をやったくらいで、高いレベルで本格的にダブル前衛をやったことはないです。

※この記事に書いた内容は、自分自身の選手としての経験に基づいているというよりは、「ダブル前衛をやるなら、論理的に考えたらこうだよな…」って研究した内容や、中高生のダブル前衛を指導する中で気づいたことが中心です。

 

 

ダブル前衛の考え方

相手に圧をかけられているダブル前衛は強いけど、ノープレッシャーで相手に打たれてしまうダブル前衛は弱い

ダブル前衛は時間的な余裕を犠牲にして(=ディフェンスを捨てて)オフェンスに振っている戦術。

相手にノープレッシャーで攻撃されてディフェンスに徹しなきゃいけなくなると、途端にキツくなる。時間的余裕がないので、複数のコースに対して十分な準備をするのが難しい(←どうしても反射神経勝負になってしまって安定しない)

 

 

相手の自由・選択肢を奪うことが重要(アプローチの重要性)

なので、ダブル前衛の戦術をとる時は相手の自由・選択肢を奪うってことが重要。

例えば↓

  • バウンドが低いボールを打って、相手の目線を下げて死角を増やす(←スライスボール)
  • 少し浅めのボールを打って、相手の打点を下げてロブを打ちにくくする

など。速いスライスボールは相手の自由を奪えるので結構有効(←特に中高生には)

 

 

 

低い打点で返球しなきゃいけない速いボールは、実は強い。中本鈴木ペアの鈴木選手のカットサーブが顕著。下記動画参照。

(32:40〜)

 

 

一方で、ただ深いだけのボールだと、相手はロブもシュートも打てて配球を見極めにくい。深いだけのボールは実はアプローチとしては微妙(←スマッシュの技術が高ければ別だけど)

 

 

打ち損じたボールでも有効打になることがある

ダブル前衛の良いところは、相手の時間を奪えること。そのため、打ち損じたボールでも結果的に有効打になることがある。

 

(32:52〜)

この動画のフォアボレーは打ち損じて短くなったんだと思うけど、それが結果的に相手の意表を突く有効打になっている。

自分達のミスが相手にとってキツいボールになる…ってのがダブル前衛の利点。

 

 

ポジションはできるだけ前へ

低い打点でローボレーしなきゃいけない状況はダブル前衛にとってキツイ。角度をつけにくいし、ボールが浮きがちなので。

 

 

低い打点で取らなくて済むように、できるだけポジションは前に詰めたい。そのためにはスマッシュやハイボレーの技術が高いことが必須だけど。

 

 

練習するべき最優先の技術はスマッシュとハイボレー

ダブル前衛の戦術を取る時に最優先で練習するべきなのはスマッシュとハイボレー。ダブル前衛をやるってなったらローボレーの練習をしまくる選手が多いけど、まずはスマッシュとハイボレーを磨くべき。

というのも、上のボールを取れないとロブを打たれるだけで終わるから。「ロブを打ったらこっちがキツくなる…ロブじゃなくてシュートを打たないと」ってプレッシャーをかけないといけない。「シュートを打たないと」っていうプレッシャーが相手のミスショットにつながる。

 

 

無理して前に出ない

相手に圧をかけられていないダブル前衛は弱いから、相手にノープレッシャーで打たれそうな時(=有効なアプローチを打てそうにない時)は無理せずベースラインで粘ってチャンスをうかがう(←ダブル前衛をやるとなると、「前に行かなきゃ!」って焦りがちなので)

 

 

遅れるとサイドアウトしてしまう側にラケットを構えておく

とりあえずコートに返球するということが大事なので、「遅れるとサイドアウトしてしまう側」にラケットを構えておく。

 

例えば、相手がコートの左側から打ってくる場合、相手の正面に立っている左側の選手の動きが大事なわけだけど、、、

 

ストレートに打たれたボールに対してラケットを出すのが遅れると左にサイドアウトしやすい。

 

 

一方、ミドルに打たれたボールに対してラケットを出すのが遅れたとしても、逆クロス側は広いのでサイドアウトしにくい。そのまま流しのボレーをして右側にボールを打てばOK。

 

 

なので、相手がコートの左側から打ってくる場合、相手の正面に立っている左側の選手はストレート側(バック側)にラケットを構えた方がリスクが低いってことになる。

 

 

ポジション取りについては次回。

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