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【607ページ目】自分に厳しくない選手の特徴

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//もちおのソフトテニスノート

//2022年2月27日(日) 第607号

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昔、自分に厳しくない選手に向けて書いた文章です。

 

自分に厳しくない選手

外周4周、力を温存した走りをしている。

一人一人、持久力は違うはず。それなのに、一周終わって4、5人が固まって走るなんていうのは基本的にありえないはず。順位をつけるマラソンとちがって、途中まで他の人とペースを合わせることに意味はない。

外周は自分自身の体力向上のためにやっているのだから、これは自分との戦いだ。疲れた状況でペースを落とし、手を抜くことは誰にでもできるが、俺は自分を厳しく追い込める選手になってほしいと思う。

そうやって普段から自分を厳しく追い込むから、厳しい状況でも立ち向かっていく精神力が身につく。「楽しく」練習してほしいと思うが、「楽しく」、そして「厳しく」であってほしい。

 

 

ボールアップや集合の時に歩いている。

歩いた方がもちろん楽だ。そしてみんな歩いているから「自分だけが手を抜いている」という状況にはならない。だから気持ちは楽だろう。

だが、果たしてそれでいいのだろうか?君たちに聞きたいのは、「そうやって手を抜いている自分のことを、自分でどうとらえているのか?」である。これは君たちの人格に関わることだと思っている。

引退した3年生の卒業文集を読んだが、「部活をやりきった」と書いている人は一人もいなかった。あの状況で「自分は部活をやりきった」と言えるわけはないので、3年生は自分たちのことがよく分かっていると思ったし、「手を抜いていた」「やりきれなかった」「後悔している」と書いていたので、ちゃんと自分のことを見つめることができていた(本当はそういう終わり方をしてほしくはない)。

1、2年生は今のところ結果を残しているので、「部活をやりきった」と言いやすいと思うが…走るべきところで走らずに「やりきった」と言うかどうかは、君たちの人格に関わる部分だ。

俺は自分に嘘をつかない選手になってほしいと思っている。そして、嘘をつかなくていい選手になってほしい。

基本的に、俺は「やるときはやる!」でいいと思うが、君たちの中の「やるとき」がブレてないか?と感じる。あいさつ、コートまで走る、ボールアップ、集合の仕方などなど…。君たちの中の「絶対に崩さない部分」は一体どこにあるのだろうか。

顧問が来た瞬間、頑張り出す選手がいるが、バレバレである。俺の姿を見た瞬間に行動が変わるからである。普段から努力をしている選手は、顧問が来てもビックリしたり、行動が変わったりしないものだ。

中高生のテニスを指導してもう10年近くになるが、最後に勝つ選手は俺がいてもいなくても一定のラインは崩さずに頑張る選手だった

(もちろん俺がいた方が一生懸命やるが、勝つ選手はその変化の上下が少ない)。

 

 

最後のボール拾いですぐにカゴの場所に集まって時間をつぶす人が多い。

「ボールを探す時間」なのに、自分のことをコントロールできていないから遊ぶのだ。普段から自分のことをコントロールできないのに、テニスコートの上で自分をコントロールして戦えるはずがない。

で、全体を見てみると、やっぱりAチームに入るメンバーは一人でしっかりとボール探しをしているなと感心する。

 

(2018.2.25)

 

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