//もちおのソフトテニスノート
//2021年10月3日(日) 第564号
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ハイボレーについて、まとめておきます。
ハイボレーの典型的なミス①
ハイボレーって、案外ミスが出やすいですよね。
パッと見た時に受ける簡単そうな印象とは裏腹に、特に中高生の段階では結構ミスをしやすくて、「なんでこのボールでミスるの!」ってツッコミたくなる技術の1つだと思っています。
ということで、まずはハイボレーの典型的なミスについて話をしたいと思います!
まず、ハイボレーの典型的なミスは何なのか?というと、たぶん「ラケットを振り遅れてバックアウトする」というミスです。ネットに引っ掛けてしまうミスもよく見るミスですけど、バックアウトするミスの方が(僕の感覚的に)多いかなって気がしています。
で、ハイボレーでネットよりもバックアウトのミスの方が出やすい選手は要注意!です。というのも、バックアウトするということは”遅れている”ということだからです。
ハイボレーは、通常のボレーとは違ってラケットを振って叩く形で返球するボレーです。じゃあなんでそのように返球できるのかというと、ボールの滞空時間が長く、前衛側に余裕があって(比較的)準備時間を長くとれるからですよね。
そのような場面ですら”遅れている”わけです。これってマズイですよね。
こういう意味で、ハイボレーでバックアウトのミスが多い選手は要注意です。改善しないと、ちょっとスピードが速いボールが来たらバックアウトを量産することになってしまいます。
じゃあ”遅れている”とは具体的にどういうことなのでしょうか?
初心者の選手は、膝を曲げてタメを作ってからラケットを引きがちです。これだと打つまでに2テンポ必要になってしまって、振り遅れやすくなってしまいます。
実際、ハイボレーで振り遅れてバックアウトしまくる選手は、たいていテイクバックが遅いです(←タメを作ってからテイクバックしている)。
ハイボレーの典型的なミス②
もう一つ、初心者の選手がやりがちなのが、低いテイクバックです。
グリップ(手のひら)を自分の肩と同じくらいの高さに構えてしまって、その結果、スイングが「上から下」ではなく「横」になりがち。
このような「横」のスイングをネットに近いところでしてしまうと、当然、ボールはアウトしやすくなります(ベースラインまでの距離が短いので)。ハイボレーで低いテイクバックをしてしまうと、ハイボレーでミスをする確率が高まります。
ハイボレーの指導ポイント
以上のようなミスを防ぐために、2つのことを意識すると良いと考えています。
①テイクバックと膝のタメを同時に行う
テイクバックと膝のタメ(フォア:右足 / バック:左足)を同時に行うようにすると良いと思います。ストロークでいう「1の構え」をハイボレーでも意識します。
②グリップを肩より上に持ってきてテイクバックする
ラケットを引く時は、グリップ(手のひら)が自分の肩よりも上にくるように意識すると良いと思います。ラケットを上に構えることで、自然と「上から下」のスイングになってボールを地面に叩きつけやすくなります。
僕が中学生の時、選手としても指導者としても実績のある顧問の先生に「グリップエンドを相手に見せるようにしてテイクバックすると良いよ」っていうアドバイスをもらったのですが、このアドバイスがかなりわかりやすかったです。
グリップエンドを相手に見せるようにラケットを引く意識を持つと、(おそらく)自然とグリップが肩よりも高い位置に来るテイクバックになるはずです。この形ができれば、あとはそこからラケットを振り下ろせばOKです。
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