//もちおのソフトテニスノート
//2021年5月1日(土) 第472号
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ミスの出やすいサービスライン付近でのハイボレーについて。
中間ポジションでのハイボレーは想像以上に難しい
中間ポジション(サービスライン付近)で浮いたボールを叩くのって、結構難しいと思っています。
見ている分には、「浮いたボールだからそんなに難しくないでしょ!バシッと叩いちゃってよ!」って思えるんですけど、やってみると意外と難しいです。中間ポジションでのハイボレーはわりと鬼門になりがち。
なんで難しいのか?というと、中間ポジションでのハイボレーは
- スマッシュする時ほどは高くない打点から、
- ネットよりも高いところを通過する弾道で
- かつ、ベースラインより手前にバウンドする弾道で
打たなければいけないからです。
もちろん、山なりの弾道で打つならそんなに難しくありません。ネットよりも高いところを通過し、かつベースラインより手前にバウンドする弾道は無数にあるので、選択肢はたくさんあります。
ですが、せっかくなら直線的な弾道で攻撃的なボールを打ちたいですよね。浮いたボールが来たわけなので。
ところが、直線的な弾道で打とうと思ったら急に難易度が上がります。
というのも、
- スマッシュする時ほどは高くない打点から、
- 直線的なボールで
- ネットよりも高いところを通過する
- ベースラインより手前にバウンドする
ってのをすべて実現しようと思ったら、かなり狭い幅を通さないといけないからです。
「成功する弾道」の選択肢の数が少ないので、ラケット面の向き(角度)のちょっとしたズレによって簡単にネット・バックアウトしやすくなってしまうわけです。
しかもスマッシュできるボールほど時間的余裕もないので、ちょっとしたズレが生じやすい。結果、ミスが出やすくなってしまうのです。
やってる方からしたら難しいんだよ!!!!ってやつ。保護者は我が子がミスっても大目に見てあげてください!
中間ポジションでのハイボレーをミスしやすい人の特徴
僕の経験にもとづく感覚の話なのですが(っていうか昔の僕自身の話なのですが)、ラケットをトンカチのように動かしてしまうとミス(ネットorバックアウト)しやすいと思っています。
というのも、ラケットをトンカチのように動かしてしまうと、ラケット面の「成功角度(成功する向き)」を一瞬しか作ることができないからです。いわゆる「点でとらえる」っていうやつ。
ネットの近くで叩けるなら、こういうスイングでも全然問題ないんです。
でも、中間ポジションでのハイボレーの場合、これじゃまずい。時間的余裕も、弾道の空間的余裕もない場面なので。そんな場面で、うまくいくラケット面の角度(向き)が一瞬しか実現しないようなスイングをしたら…そりゃミスが増えるわ!っていう話です。
で、実際、こういうスイングをしてミスしている人が結構多いんじゃないのかな?って思います。
ですが、前衛・後衛ともに、中間ポジション(サービスライン付近)でハイボレーをする機会って結構ありますよね。
となると、中間ポジションでのハイボレーは練習が必要!じゃあどういう意識で、どうやって練習すればいいのでしょうか?
…ってのは次回書きます。今日は以上です!じゃ、またねー。
ハイボレーについて
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