//もちおのソフトテニスノート
//2022年1月1日(土) 第590号
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今日は選手の自主練について。
中学生の自主練
指導者が練習メニューを考えて、選手がその練習メニューをただやる…
っていう形だと、選手の自主性が育たないのでは?というのが、ここ数年の僕の悩みです。
指導者が練習メニューを考えて練習をし、上手くなるため・勝つためのポイントをひたすら指導者が教え続ける…。
初心者の段階だったら、これでもいいとは思うんです。いわゆる守・破・離の「守」の段階で、型を作る段階なので。知らないことに対して、人間はなかなか考えることはできない。
でも1年半くらい練習すれば、その人はもう初心者じゃないですよね。
それなのに、1年半経っても「ただ言われたことをやる」だけだと、どうなるか。
その人は考えられない選手になってしまうかもしれない。試合中にうまくいかなくても、親や指導者が試合中に常にアドバイスすることはできません。
テニスコートの上に立ったら、頼れるのは自分自身とペアだけなんです。
★★★
なにより、指導者がひたすらリードして、それで選手がそこそこの結果を残したとして…それって選手にとって何か意味があるのだろうか?
中学生という「大人に守られた年代」において、「大人に言われたことを、ただひたすらこなす」ことに価値があるのか?
もちろん大人の方が経験は豊富なので、大人の経験は活かすべき。でも、大人が言った通りにやることと大人の経験を活かすことは全く別物です。
僕は、「大人に守られた年代」だからこそ、中学生には失敗を恐れずに自分で考えて行動してほしい。
本人が自分のことを見つめて、ペアと向き合い、目標に向けて何をやったらいいかを考えて、練習メニューを組んで練習をし、大会の結果に応じて過去の自分たちの取り組みを反省し、練習のやり方を修正していく…
こういう経験を積むことに価値があると僕は思う。(って思うので、高校生にもなって、ずっと顧問に言われた通りに思考停止してゴリゴリ長時間練習している人を見ると、悲しい気持ちになります)
★★★
あと、自分で考える選手にならないと、なかなか勝てるようにはならないとも思う。
もちろん、指導者がゴリゴリに指導すればある程度は勝てるようにはなるとは思います。
でも、もっと勝てるようになるためには、やっぱり選手の自主性が必要。
だって、自主性がある選手はテニスコートにいる時間以外もテニスのことを考えるから。言われたことをやるだけの選手よりも、テニスに注いでいる時間・熱量が圧倒的に違うんです。
中学生が自主練できるようになるためには
ところが、中学生に「はい、じゃあこの後は自由に練習をしていいよ」って言ってもなかなかうまくいかない。
「なんでその練習をするの?効果薄くない?」って思っちゃうような練習をやり始める。
効果的に時間を使うことは難しいんです。自由な時間を与えても、その時間を有効活用できるとは限らないんです。テスト前に部活動が休みになって自由時間が増えても、「どうやって勉強をすればいいのかわからない」って言っちゃうのと同じ。
どうすれば自主練を効果的に行えるようになるのか?
次回に続きます。
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